FIRE父さんは我が道を行く

FIRE生活も3年目。我が道を行けば、見える景色が変わります。働かなくても資産が増え続ける不思議を実感中

旧つみたてNISAでの投資は、いつ売却するのがベスト?

つみたて投資、いつ売却?

こんにちは、FIRE父さんです。

2024年からスタートした新NISAが盛り上がりを見せていますね。

これまで投資に関心がなくても、新NISAをきっかけに投資を始めるという方は多いのではないでしょうか。

 

一方で、すでに投資に取り組んでいる方ならではの悩みがあります。

それは「積立NISAじまい」です。

 

「旧つみたてNISAは、2024年から始まる新NISAとはまったく別の制度」と整理されたため、今後は制度終了したつみたてNISAへの世間の関心は薄まっていくことでしょう。

つみたてNISAのことが記憶から薄れていく前に、このタイミングでしっかりとつみたてNISAの出口戦略を決めておくことをおすすめします。

 

この記事では、旧つみたてNISAで積み立てた資産を「いつ売却するのがベストか?」という悩みを解決するため、つみたてNISAの売却戦略について説明します。

特に、新NISAの積立額が5万円以下の方は今すぐ行動した方が得になるケースがありますから、ぜひ最後まで記事に目を通してみてくださいね。

 

 

 

制度終了した「つみたてNISA」のルール

つみたてNISAのルール

まずは、つみたてNISA制度のルールを確認していきましょう。

押さえておきたいポイントは、次の2つです。

  1. 最長20年間にわたって非課税で投資できる
    (2018年に投資→2037年まで、・・・、2023年投資→2042年まで)
  2. つみたてNISAで保有している資産は、いつでも売却できる

ちなみに、つみたてNISAではiDeCoのように商品の入れ替え(スイッチング)はできないため、売却のタイミングだけが問題になります。

 

保有している資産はいつでも売却可能。

だからこそ「積立NISAじまい」は悩ましいわけですが、

  • 制度終了したから、なんとなく売却する
  • 売却して手に入れたお金で無駄遣いする
  • 売却して使わないお金を手元に置いておく

というのでは、せっかく人より早く積立投資を始めたにもかかわらず先行者利益を捨てていることになります。

 

ですから、

「非課税で投資できる期間」を放棄するのはもったいない

という考え方が基本となります。

つみたてNISAは最長20年間も非課税投資が可能ですから、長い非課税投資期間をどう活かすかという観点から売却戦略を練っていくべきでしょう。

 

つまり、

  1. つみたてNISAで積み立てた資産は少しでも長く非課税で運用する
  2. ライフプランに基づいて必要な支出にお金を使う

が、基本戦略となります。

ライフプランや価値観は人それぞれですから、売却に適したタイミングは人によって変わってきます。

ここからは、売却に適したタイミングをいくつかご紹介しますので参考にしてみてくださいね。

 

 

20年後の非課税期間が終了しても運用継続する

非課税期間終了後も課税口座で運用継続する

つみたてNISAの非課税保有期間が終了した後も、売却せずにしばらく運用を継続するというのは有力な選択肢です。

実は、20年後にこだわる必要はあまりありません。

つみたてNISAに関するよくある勘違いは「非課税期間中に売却しなければならない」というものです。

非課税期間中の売却を前提とすると非課税期間終盤の暴落が心配になり、損をしないためにはいつ売却すればよいのだろうか、と問題がより複雑になります。

 

実際は、非課税期間が終了しても自動的に売却されるわけではなく、課税口座(特定口座か一般口座)に払い出しされるだけです。

そのまま特定口座などで運用を継続することができるのですから、ずっと保有してもよいとどっしりと構えるのが正解です。

もちろん特定口座などの課税口座に払い出しされても、非課税期間内の運用益には税金がかかりません。

課税口座への払い出し後は、払い出し時点の価格を取得価格として税金が計算されることになります。

 

非課税期間の終盤に売り抜ける

非課税期間の終盤に売り抜ける

新NISAの非課税投資限度額は1,800万円もありますから、投資では1円たりとも税金を払いたくないという方もいらっしゃることでしょう。

税負担をなくすためには非課税期間中に売り抜ける必要があります。

非課税のメリットを最大限活かすためには、少しでも長く運用して非課税期間の終盤に売却することがポイントです。

 

暴落時のダメージを抑えるためには、時間の分散が効果的です。

つみたてNISAの場合、購入する段階で時間の分散ができていますから、

  • 2018年に投資 → 2037年に売却
  • 2019年に投資 → 2038年に売却
  • 2020年に投資 → 2039年に売却
  • 2021年に投資 → 2040年に売却
  • 2022年に投資 → 2041年に売却
  • 2023年に投資 → 2042年に売却

のように、それぞれ20年後に売却すれば自然と時間が分散されますね。

ただし、時間の分散については非課税期間の終盤に売り抜ける場合だけではなく、20年後も運用を継続する場合にも当てはまります。

 

ライフプランにおいてお金が必要な時期に売却する

お金が必要な時期に売却する

お金に困らない人生を送るためには、ライフプラン(人生設計)が欠かせません。

ライフプランを作成すると、多額のお金が必要となるライフイベントの存在に気づきます。

お金は使ってこそ意味がありますから、ライフプランにおいてお金が必要なときに売却するのがベストなタイミングです。

 

ただし、優先順位を誤ってはいけません。

非課税口座のつみたてNISAよりも、課税口座(特定口座など)の方を優先して売却します。

課税口座で似たような投資商品を保有している場合には、つみたてNISAを売却する前にまずは課税口座の商品から売却するようにしましょう。

 

すぐに売却して新NISAに乗り換える選択もあり

すぐに売却して新NISAに乗り換える

新NISAの生涯投資枠をずっと遊ばせておくくらいなら、旧つみたてNISAの売却収入を原資に早く生涯投資枠を埋めてしまうという選択肢があります。

この選択肢が向いているのは

  1. 20年以上保有することを前提とした長期インデックス投資を行い、
  2. 新NISAの生涯投資枠1,800万円を埋めるのに10年単位の時間がかかる

ようなケースです。

意外とほとんどの方がこのケースに該当するのではないでしょうか。

 

つみたてNISAで積立投資を行っていた方は、新NISAでも積立投資を続ける場合が多いことでしょう。

そして、新NISAでは長く運用を続けて雪だるま式に資産を増やすため、より早く生涯投資枠1,800万円を埋めることが最強の攻略法とされています。

長期では右肩上がりに株価が上昇することを前提にすると、2024年の360万円の非課税枠と10年後(2034年)の360万円の非課税枠では価値は全然違うからです。

しかし、新NISAの非課税投資限度額は「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を合わせると年間360万円にもなりますから、生涯投資枠を早く埋めるのは簡単ではありません。

旧つみたてNISAの売却収入を原資にすれば、生涯投資枠1,800万円を埋めるまでの期間を大幅に短縮することができます。

 

例えば、新NISAで月5万円、年間60万円を積み立て投資するケースでは、生涯投資枠1,800万円を埋めるまでに30年間かかります。

仮に、旧つみたてNISAを満額40万円で6年間続けた結果、資産が300万円に増えているとしましょう。

この300万円を売却して新NISAで購入し直せば、30年間の積立期間が5年間も短縮されて25年間で生涯投資枠を埋めることができます。

 

旧つみたてNISAをすぐに売却して新NISAに乗り換える方法には、ほかにも次のようなメリットがあります。

  1. 新NISAで生涯投資枠1,800万円の積立期間を短縮できる
  2. 新NISAの「遊んでいる非課税投資枠」を活用して、旧つみたてNISAの売却収入を非課税で運用できる
  3. より低コストなインデックスファンドに乗り換えることができる
  4. 保有資産がスリム化されて管理しやすくなる
  5. 保有資産を売却して利益確定する経験を積むことができる

 

参考例のケースでは、

  • 新NISAの積立期間が30年から25年に5年間短縮される
  • 26〜30年目まで「遊んでいる非課税投資枠」を活用して、旧つみたてNISAの売却収入を25年ほど非課税で運用できる(つみたてNISAで保有を継続した場合の非課税投資期間は14〜19年)

となりますから、新NISAで月5万円を積立投資する場合にはすぐに売却して新NISAに乗り換えた方がはっきりとトクです。

 

新NISAにおいて、月5千円、月1万円、月3万円、月33,333円、月5万円など月5万円以下の積み立て投資をする方は「旧つみたてNISAはすぐに売却して新NISAに乗り換える」のがベストと言えるでしょう。

 

つみたてNISAでの投資はいつ売却するのがベスト? まとめ

旧つみたてNISA時価評価額の推移(FIRE父さんの場合)

ここまで、つみたてNISAで積み立てた資産を売却するタイミングについて説明してきましたがいかがだったでしょうか。

この記事のポイントは、

  • 2023年末で制度終了した「つみたてNISA」は、最長20年間非課税で運用を継続することができる。いつでも自由に売却できるため、売却して「積立NISAじまい」するタイミングが難しい
  • 非課税で運用できる期間を放棄するのはもったいないため、①少しでも長く非課税で運用する、②ライフプランに基づいて必要な支出にお金を使うことが基本戦略となる
  • 資金に余裕のある方は、20年後に非課税で運用できる期間が終わっても売却せず、しばらく課税口座で運用継続するのが有力な選択肢となる
  • 投資で税金を払いたくない場合には、20年後に売却するとよい。購入時に「時間の分散」ができているため、それぞれ20年後に売却すれば売却時にも時間を分散できる
  • ライフプランに基づいてお金が必要な時期に売却するのが王道。ただし、特定口座など課税口座で類似の商品を保有している場合には、そちらの売却を優先する
  • 新NISAの生涯投資枠1,800万円を埋めるのに10年単位の時間がかかる場合には、すぐに売却して新NISAに乗り換える選択肢もある。特に、新NISAの積立額が月5万円以下の方はすぐに売却して新NISAに乗り換えた方がメリットが大きい

 

でした。

 

ちなみに、FIRE父さんの場合は課税口座(特定口座)で類似の商品をそれなりの規模で保有しているため、

  1. 旧つみたてNISAは20年後の非課税期間が終了しても課税口座で運用継続する
  2. ライフプランに基づいてお金が必要になったらその都度投資資産を売却する
  3. 20年後の非課税期間終了までは、課税口座(特定口座)の商品を優先して売却する
  4. 非課税期間終了後は、課税口座のうち含み益が少ない商品を優先して売却する。その結果、旧つみたてNISAで購入した商品が優先して売却される可能性が高い

という売却戦略です。

 

人それぞれの置かれた状況によってベストな売却のタイミングは変わってきますから、この記事を参考にして自分なりの売却タイミングを見つけていただければ幸いです。

最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました。

fire5.hatenablog.com

 

 

 

楽天証券のiDeCo(確定拠出年金)をすべて楽天オルカンに乗り換える方法

iDeCo楽天オルカンに乗り換える方法

こんにちは、FIRE父さんです。

今回、楽天証券で取引しているiDeCo投資信託楽天オルカン(正式名称:楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド)に乗り換えることにしました。

 

この記事では、

について説明します。

 

楽天証券では、2024年1月26日から楽天オルカン確定拠出年金iDeCo)の提供商品に追加されました。

FIRE父さんのように、王道の投資スタイル「全世界株式を対象とした低コストインデックスファンド」を実践している方は、この機会に楽天オルカンに乗り換える選択肢があります。

iDecoにはNISAにはない「スイッチング」という機能がありますから、これから購入する分だけではなく、既に保有している投資信託楽天オルカンに乗り換えることができますよ。

ちなみに、スイッチングの手続き自体に手数料はかかりませんし、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(通称:楽天VT)やたわらノーロード 先進国株式からの乗り換えなら売却時手数料(信託財産留保額)もかかりません。

 

 

 

iDeCo楽天オルカンに乗り換える理由

iDeCo楽天オルカンに乗り換える理由

FIRE父さんの投資戦略は、全世界株式を対象とした低コストインデックスファンドに長期投資することです。

しかし、楽天証券が取り扱うiDeCoの提供商品は限られています。

これまでは、全世界株式を対象とするインデックスファンドに適当なラインナップが見当たらず何らかの妥協を強いられてきました。

王道の投資スタイル「全世界株式を対象とした低コストインデックスファンド」を実践している方は、

  • やや高めの信託報酬に妥協しても、全世界株式にこだわりたい
    楽天・全世界株式インデックス・ファンド(通称:楽天VT、信託報酬 0.1920%)
  • 先進国株式に妥協しても、低コストにこだわりたい
    →たわらノーロード 先進国株式(信託報酬 0.0989%)

のいずれかを選ぶしかなかったのが現状でした。

ところが、ここに来て楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」(通称:楽天オルカン、信託報酬 0.0561%)iDeCoのラインナップに追加されました。

新たに登場した楽天オルカンは、

  • 全世界株式を投資対象とする
  • 低コストインデックスファンド

という両方の条件を満たす商品ですから、iDeCoは速やかに楽天オルカンに乗り換えることに決めました。

 

ちなみに、判断に当たっては次の点も考慮しています。

  • 楽天オルカンの資産額は300億円以上(2024年1月時点)あり、投資信託の資産額が少なすぎるということはなくなった
  • 楽天オルカンは誕生したばかりの投資信託で運用実績は短いが、NISAと違っていざとなればスイッチングで商品を入れ替えることができる
  • iDeCo保有する商品は投信残高ポイントプログラム(ポイント還元率:年率0.017%)の対象外。ポイントがつかないことは残念だが、100万円投資して年170円ほどのポイントであり判断に影響を与えるほどではない

 

楽天オルカンに乗り換える方法①:「スイッチング」で保有商品を入れ替える

iDeCo楽天オルカンに乗り換える方法①「スイッチング」

保有する商品を楽天オルカンに入れ替えるためには「スイッチング」という手続きを行います。

「スイッチング」は現在運用中の商品を変更する手続きで、保有する運用商品を売却して別の商品を購入します。

なお、スイッチングでは今後購入する商品は変更されませんから、これから購入する商品は「掛金の配分変更」を行う必要があります。

 

それでは、さっそく実際の画面で説明します。

 

楽天証券確定拠出年金のメニューから「保有商品一覧」を選択し、「保有商品を入れ替える」をクリックします。

メニューの「保有商品一覧」から操作

次に、「保有商品の入れ替え設定へ(スイッチング)」をクリックします。

スイッチングの手続きに入る

ここからがスイッチングの手続きです。まずは、売却する投資信託を選択します。

少しわかりづらいですが、商品名をクリックすることで次のステップに進みます。

商品ごとに売却日は変わりますが、たわらノーロード 先進国株式の場合は10時までに申し込んだ場合に翌営業日が売却日でした。

売却する投資信託を選ぶ

次に、購入する投資信託を選んでいきます。

購入する投資信託を選ぶ

楽天オルカンは、画面の下の方にあります。

略称は「035 楽天オールカントリー楽天DC」という名前ですから、間違えないようにチェックを入れます。

「031 楽天全世界INDEX楽天DC」は楽天オルカンではありません。

商品ごとに購入日は変わりますが、楽天オルカンの場合は売却日から3営業日後が購入日でした。

楽天オールカントリー楽天DC」にチェックを入れる

次のステップで、売却数量の指定ができます。

ここでは「全部」にチェックを入れます。

売却数量の指定

最後に、申し込み内容の確認です。

申し込みボタンを押せば、申込完了です。

暗証番号の入力も求められず、手続きは簡単に終わります。

申し込み内容を確認

 

 

楽天オルカンに乗り換える方法②:「掛金の配分変更」で購入商品を変更する

iDeCo楽天オルカンに乗り換える方法②「掛金の配分変更」

これから購入する商品を楽天オルカンに変更するためには「掛金の配分変更」という手続きを行います。

「掛金の配分変更」は、毎月の掛金で購入する商品とその割合を変更する手続きです。

なお、すでに購入済みの商品は変更されませんから、購入済みの商品は「スイッチング」で保有商品を入れ替える必要があります。

 

それでは、さっそく実際の画面で説明します。

 

楽天証券確定拠出年金のメニューから「掛金の配分変更」を選択し、「掛金の配分状況を変更する」をクリックします。

「掛金の配分変更」から手続きに入る

ここからが「掛金の配分変更」の手続きです。

掛金の配分変更の画面

これまで買付設定していた投資信託の配分割合を、100%から0%に変更します。

購入をやめる投資信託を0%に変更

これから買付する楽天オルカンの配分割合を100%に変更します。

ここでは「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」と正式名称で表示されていますから、商品名を間違えることは少ないでしょう。

信託報酬も明記されており、商品を間違ってるかもと不安になることなく入力を進められます。

楽天オルカンを100%に変更

次のステップに進んで、配分変更を確認します。

やや操作がわかりづらいのですが、選択した商品(楽天オルカン)の配分割合を「100%」と手入力します。

小さめのボタン「申込確認」をクリックすれば、掛金の配分変更の申込手続きは完了です。

掛金の配分変更の確認画面

変更の結果は、すぐに画面に反映されます。

確定拠出年金メニューの「掛金の配分確認」を選択すると、楽天オルカンに正しく変更されていることを確認できました。

掛金の配分変更結果を確認

 

 

iDeCo楽天オルカンに乗り換える方法まとめ

iDeCo楽天オルカンに乗り換える方法まとめ

ここまで、楽天証券iDeCo確定拠出年金)をすべて楽天オルカンに乗り換える方法として、「スイッチング」と「掛金の配分変更」の2つの方法をご紹介してきました。

 

この記事のポイントは、

  • 2024年1月26日から、楽天証券では確定拠出年金iDeCo)の提供商品に楽天オルカン(正式名称:楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド)が追加された
  • 王道の投資スタイル「全世界株式を対象とした低コストインデックスファンド」を実践している方は、iDeCoをより低コスト(信託報酬 0.0561%)な楽天オルカンに乗り換える選択肢が有力
  • iDeCo楽天オルカンに乗り換えるためには、保有商品を入れ替えるための「スイッチング」と今後購入する商品を変更する「掛金の配分変更」の2つの手続きが必要
  • スイッチングの手続き自体に手数料はかからない。楽天・全世界株式インデックス・ファンド(通称:楽天VT)やたわらノーロード 先進国株式からの乗り換えなら売却時手数料(信託財産留保額)もかからない

でした。

 

スイッチングは手数料もかからず手続きも簡単ですが、投資信託の売却と購入にタイムラグがある、というのは知っておいた方が良いでしょう。

今回のケースでは、売却日の3営業日後が購入日になりました。

この3日間の間に暴落があればラッキー、暴騰があったら残念ということですね。

 

2024年からスタートした新NISAが脚光を浴びていますが、節税効果を加味するとiDeCoもNISAに勝るとも劣らないメリットのある制度です。

NISAだけでなく確定拠出年金iDeCoも上手に利用して、お得に資産形成していきましょう。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

fire5.hatenablog.com

 

 

2023年の成果と2024年の目標、FIRE父さんの生涯資金計画を進捗管理する

FIRE父さんの生涯資金計画

こんにちは、FIRE父さんです。

早いもので2024年になってFIRE生活も3年目に入りました。

今回は、FIRE生活2年目に当たる2023年を振り返りたいと思います。

 

ところで、毎年年末に資産状況を記録する習慣を身につけると

  1. 数年〜数十年にわたる資産額の推移を知ることができる
  2. (前年と比較することで)その年の貯金額(入金力)がわかる
  3. (前年と比較することで)その年の運用成果がわかる

というメリットがあり資産形成に役立ちますからおすすめです。

年末に資産状況を記録する習慣がなければ、FIRE父さんはFIRE(Financial Independence,Retire Early)を達成することはできなかったことでしょう。

 

さて、FIRE父さんはFIRE達成後の人生を

  • 50歳から65歳までの15年間(プラチナ・エイジ。一般的な定年退職までの期間)
  • 65歳から80歳までの15年間(アクティブ・シニア期。健康寿命まで)
  • 80歳から100歳までの20年間(亡くなるまで)

に区分して「生涯資金計画」を作成しています。

今回は、FIRE父さんの生涯資金計画について2023年(FIRE生活2年目)の進捗管理をしていきます。

 

具体的には、次の5つの目標ごとに2023年の成果と2024年の目標をまとめます。

  1. 配当収入を月5万円以上に育てる
  2. 事業収入を月5万円以上に育てる
  3. 1億円投資で年3.5%以上の運用利回りを確保する
  4. 生活費を年間240万円以内に抑える
  5. 贅沢費を年間200万円ほど使い切る

それでは、さっそく見ていきましょう。

 

 

 

【配当収入】月5万円以上に育てる→増配ラッシュに歓喜する

配当収入の2023年実績

究極の不労所得と言えば「配当収入」でしょう。

実は、月5万円以上の配当収入はFIRE生活1年目の2022年にクリアしていました。

  • 2022年:60万円(月5万円相当)

そして、2023年は保有する高配当株式の増配ラッシュがありました。

  • 2023年:66万3千円(月5万5千円相当)

増配によって労せずして配当収入10%アップ(月5千円相当)です。

高配当株式の追加購入や入れ替えは予定していないため、配当収入を増やすには今後の増配に期待です。

ちなみに、源泉徴収された20%相当額(約13万円)は確定申告して還付してもらう予定です。低所得者の特権ですね。

 

【事業収入】月5万円以上に育てる→月1万円以上はクリアした

事業収入の2023年実績

2023年の目標として、年初に「月5万円の事業収入」を目標に掲げました。

勢い込んで1月には『ライター』として税務署に事業開始届を提出。その後すぐにクラウドワークスを介してライター業を開始しました。

気になる成果は、

  • 2023年:14万円(月1万1千円)

です。

かなり時間を費やした割には、大きな収入にはつながりませんでした。

ゼロイチの壁を突破したことやさまざまな経験を積むことができた点はプラスですが、今後の展開は工夫の余地がありそうです。

とりあえず「ライター」の肩書きと「ライター歴1年」の経歴をゲットです!

2024年は収入を追い求めるよりも、スキルを磨くことや新しいことへの挑戦に力を入れる考えです。

 

【1億円投資】3.5%以上の運用利回りを得る→大満足の運用成果

「1億円投資」の期待リターンと実績

1億円投資では「株式60%:債券40%」のポートフォリオを目指しました。

株式100%のポートフォリオよりは期待リターンが抑えられますから、1億円投資全体の運用利回りは3.5%を想定しています。

想定どおり「3.5%」で運用できた場合には、

  • 早期リタイア時点:1億円
  • 2022年12月末:1億350万円
  • 2023年12月末:1億710万円

となります。

実際の運用成果は、次のようになりました。

  • 2022年末:1億130万円(想定より220万円マイナス)
  • 2023年末:1億2,200万円(想定より1,490万円プラス

想定を1,490万円も上回るパフォーマンスに思わず頬が緩みます。

思えば前年(2022年)の運用成績は振るわず、FIRE生活1年目はどこか萎縮して過ごしていました。

2023年は運用成績が好調だったため、気持ちが軽くなってのびのびと暮らすことができました。

2024年からはいよいよ新NISAがスタートします。

運用益に対する約20%の税負担は大きいですから、1億円投資のうち1,800万円分は2024年から2028年までの5年間でNISA口座に移管します。

 

ところで、

  • 運用益(税控除後) > 収支不足額

という式が成立すれば、資産を増やしながらFIRE生活を送ることができます。

2022年、2023年と連続して資産の減少を回避できたばかりか、大きな蓄えができました。

生涯資金計画では収支不足額の累計(=必要資産額)を7,800万円と見込んでいますが、2年目にして既に必要資産額7,800万円のうち2,200万円(税控除後1,760万円)を運用益でカバーできている計算になります。

 

 

【生活費】年間240万円以下に抑える→中古車の購入で10万円ほどオーバー

生活費の2023年実績

生涯資金計画では、生活費を240万円(月20万円)と見込んでいます。

2023年の実績は、

  • 生活費(通常分):150万円(月12〜13万円)
  • 生活費(中古車購入分):100万円
  • 生活費合計:250万円

でした。

予算の240万円を10万円ほどオーバーしましたが、中古車購入は臨時的費用ですから許容範囲でしょう。

 

家計簿に記録する習慣を身に付けてから気づいたのですが、年ごとの生活費(通常分)はブレ幅がかなり小さいのです。

2024年は生活スタイルに大きな変化がないため、生活費(通常分)は150万円程度に抑えられるでしょう。

中古車を購入したので当面は100万円を超えるような臨時費用もなさそうです。生活費(臨時分)90万円は家電の買い替えなどに使って、残額は繰り越しておきます。

 

 

【贅沢費】年間200万円ほど使い切る→実績は10万円ほどでダメダメ

贅沢費の2023年実績

生涯資金計画では、贅沢費を200万円と見込んでいます。

2023年の実績は、

  • 2023年:10万円前後?

です。

贅沢費の内訳を記録していないため正確な金額は不明ですが、銀行の預金残高の増減から判断する限りでは10万円前後かと。

「Die with Zero」を目指して贅沢費を使い切りたいという熱意は本当ですが、そもそも贅沢費の内訳を把握していないことが問題です。

今年は、大人のお小遣い帳を作って支出を記録するところから始めようと考えています。

上手にお金を使い切るって本当に難しいですね。

 

 

生涯資金計画の進捗管理まとめ

生涯資金計画の2023年実績まとめ

ここまで、FIRE父さんの生涯資金計画について2023年の進捗管理を行ってきました。

2023年の実績額をまとめると

  • 「収入」が60万円の計画に対して、20万円プラスの80万円
  • 「支出」が440万円の計画に対して、180万円マイナスの260万円
  • 「収支不足額」が380万円/年の計画に対して、200万円マイナスの180万円

でした。

 

5つの目標ごとに2023年の成果と2024年の目標をまとめると

  1. 配当収入は増配ラッシュにより66万3千円(月5万5千円)に大幅アップ。今後も増配に期待!
  2. 事業収入は14万円(月1万1千円)を確保し「ライター歴1年」の経歴をゲット。今後は収入を追うより、スキルアップや新しい挑戦を重視する
  3. 1億円投資では想定利回り3.5%を大幅に上回る2,200万円の運用益を確保。1億円投資のうち1,800万円分は2024年からスタートする新NISAに移管して節税する
  4. 生活費は中古車購入100万円のため予算240万円を10万円オーバー。生活費(通常分)は年150万円を見込むが、100万円以上の臨時費用は当面ないため残額は翌年に繰り越しするつもり
  5. 贅沢費は年間200万円ほど使い切るはずが10万円前後しか使えず。上手にお金を使い切るのは本当に難しいが、大人の小遣い帳を作って支出を記録することから始めたい

でした。

 

FIRE父さんの2024年の目標は「人生を楽しむ」です。

さてさて、2024年はどんな年になるでしょうか?

 

ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

2024年もお互い良い年にしていきましょう! それでは。

 

 

 

楽天証券で新NISAの積立設定変更。積立日をずらして分散してみた

楽天証券で新NISAの積立設定してみた

こんにちは、FIRE父さんです。

今日は、楽天証券で新NISAの積立設定変更を行いました。

2024年1月分から積み立てを始めるためには12月12日までに手続きが必要ですから、少し余裕を持って手続きを済ませるのがよいでしょう。

 

さて、数学では「エレガントな解答」があります。

投資ですから確実な正解というものはありませんが、今回の積立設定は「エレガントな積立設定」であると自負しております。

 

それでは、さっそくどのように積立設定したのか説明します。

 

 

 

【新NISA攻略の方針】全世界株式を最短で積み立てる

すでに新NISA攻略の方針は決まっていましたから、今回は方針にしたがって積立設定を行っただけです。

新NISA攻略の方針は、

  1. 最短で生涯投資枠1,800万円を埋めるため、2024年から2028年の5年間で毎年360万円投資する
  2. つみたて投資枠も成長投資枠もすべてeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に投資する
  3. つみたて投資枠と成長投資枠の両方とも「毎月積立」とし、つみたて投資枠100,000円、成長投資枠200,000円を毎月積み立てる
  4. つみたて投資枠では楽天カード楽天キャッシュを使って、もらえるポイントはもらう

でした。

 

FIRE父さんのNISA攻略法について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

fire5.hatenablog.com

 

 

【毎月1日積立】NISAつみたて投資枠(楽天カードクレジット決済)50,000円

NISAつみたて投資枠(楽天カードクレジット決済)50,000円

投資信託のクレジットカード払いはこれまで月5万円が限度でしたが「金融庁が月10万円まで認める」との報道が10月にありました。

新NISAに向けて2023年中に10万円に引き上げる対応を楽天証券に期待していましたが、現時点(12月5日)で動きがないためとりあえず月5万円のクレジットカード払いで積立設定を行うことにしました(→楽天証券では2024年3月10日からクレカ積立10万円に引き上げ)

クレジットカード払いの上限が引き上げられたら、そのときに設定を変更すれば良いだけですからね。

クレジットカード払いの場合は積立日は選べず「毎月1日(又は8日)」で固定のようです。

 

FIRE父さんは「楽天ゴールドカード」を使用しているめ、ポイント付与率0.75%です。

  • 1月:50,000円 × 0.75% = 375ポイント
  • 1年:600,000円 × 0.75% = 4,500ポイント
  • 5年:3,000,000円 × 0.75% = 22,500ポイント

5年間の積立期間で22,500ポイントです。

 

ちなみに、競合する「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」に比べて「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を探すのはちょっと手間がかかります。

emaxis」と小文字ではヒットせず「eMAXIS Slim」と検索すると14件ヒットしますが、オルカンは最後の方にあるため次ページでようやく発見することができました。

 

 

【毎月11日積立】NISAつみたて投資枠(楽天キャッシュ)50,000円

NISAつみたて投資枠(楽天キャッシュ)50,000円

これまで楽天キャッシュでの積み立ては行っていませんでしたが、0.5%のポイントがもらえるため楽天キャッシュで月50,000円を積み立てることにしました。

  • 1月:50,000円 × 0.5% = 250ポイント
  • 1年:600,000円 × 0.5% = 3,000ポイント
  • 5年:3,000,000円 × 0.5% = 15,000ポイント

5年間の積立期間で15,000ポイントですから、もらっておきましょう。

ただし、楽天キャッシュへの50,000円のオートチャージ設定が必要になります。

積み立てが完了する5年後には、忘れずにオートチャージ設定は解除する予定です。

 

楽天キャッシュでの積み立てでは、毎月の積立日を選ぶことができました。

カード払いが「毎月1日」なので分散効果を期待して、楽天キャッシュの積立日は「毎月11日」に設定しました。

 

 

【毎月21日積立】NISA成長投資枠(楽天証券口座)200,000円

NISA成長投資枠(証券口座)200,000万円

楽天カードクレジット払いや楽天キャッシュ以外では楽天ポイントは付かないため、成長投資枠200,000円は証券口座の資金を使って積み立てます。

カード払いが「毎月1日」、楽天キャッシュが「毎月11日」なので、成長投資枠200,000円は「毎月21日」を積立日に設定しました。

 

 

NISAの投資資金1,800万円をどこから捻出する?

1億円投資の運用実績(2023年12月)

新NISAの積立設定は完了しましたから、後はほったらかしです。

長丁場ですから「バイ・アンド・フォーゲット(Buy and Forget)」くらいの気持ちでいるとよいでしょう。

 

とはいえ、クレジットカードの引き落とし口座や証券口座にお金がないと投資はストップしてしまいます。

投資資金を確保して、カードの引き落とし口座や証券口座に忘れずに入金しておきましょう。

 

ところで、FIRE父さんはこれまで1,800万円の投資資金をどこから捻出するのか詰めていなかったため、早々に決めなければなりません。

これまでは1億円投資の元金のうち一部をNISA口座に振り替えることを想定していましたが、2023年の1億円投資の運用成績が好調なため新たな選択肢が生まれています。

1億円投資の含み益が2,000万円以上あるため、それぞれの投資信託について含み益相当の金額を売却する方法です。

リバランスを兼ねることができるため、NISAの投資資金1,800万円は含み益相当2,000万円ほどを売却して捻出する方向で検討します。

 

 

楽天証券で新NISAの積立設定変更」まとめ

人生を終えるときの評価額は?

今日、新NISAの積立設定変更にかかった時間は1時間足らずでした。

手続き自体は迷うことなく簡単にできましたが、この積立設定手続きは人生を左右する大きな判断になります。

 

FIRE父さんは「DIE with NISA」を目指して、5年間で積み立てた「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を死ぬまで売らずに超長期投資を行います。

さて、人生を終えるときには、どこまで資産が膨らんでいることやら。

 

 

(2024年3月10日追記)

2024年3月10日から、楽天証券でクレカ積立の上限が5万円から10万円に引き上げられました。

クレカ積立10万円引き上げ後の新NISA積立設定は、こちらの記事をご覧ください。

fire5.hatenablog.com

 

 

 

「FIREした人は本当に幸せなのか」を読めばFIRE生活のリアルな実態がわかる

FIRE生活は幸せですか?

こんにちは。

寺澤伸洋さんの著書『FIREした人は本当に幸せなのか』を読みました。

実際にFIREしてから1年後に執筆された本で、家族持ちのFIRE生活とはどんなものかがよくわかります。

なお、著者の寺澤伸洋さんは執筆業で収入がありますから自身では「サイドFIRE」と位置付けています。

 


FIREした人は本当に幸せなのか: 副業しながらのサイドFIRE・セミリタイアに不安を感じるあなたへ贈る、子どもを2人育てながら夫婦で1億円貯めて早期リタイアをした僕が1年後に答えた46の質問

 

FIREした後のリアルな生活について関心がある方は、読んでみると面白いと思います。

すでにFIRE生活を楽しんでいる立場で読むと「FIRE生活あるある」がたくさん登場するため、読んでいてとても共感できます。

逆に「ここは自分の考えと違うな」と感じる箇所もあり、自分のFIREに対するスタンスをあらためて確認することができました。

 

今回の記事は、本の内容を踏まえてFIREに対する自分自身のスタンスや考えをまとめてみました。

 

 

 

【質問】「リッチ型FIRE」「節約型FIRE」「サイドFIRE」のうち、どの種類のFIREですか?

50歳FIRE最強説

1億円以上の金融資産を築いてから50歳で早期リタイアしました。

著者と同じように家族持ちFIREです。

生活水準は高くありませんがそれほど極端な節約をしているわけではありませんから、リッチ型と節約型の真ん中くらいでしょうか。

あえて言うなら凡人の「ノーマルFIRE」です。

リダンダンシー(冗長性)のない節約型FIREは、人生を賭するにはリスクが大きすぎて怖いと感じます。

 

生涯現役を目指して長い目で事業収入を育てていく考えはあります。

しかし、事業収入はライフプラン上で当てにしていませんから「サイドFIRE」とは違いますね。

いざという時のために稼ぐ力を身につけておけば良いのであって、必ずしも現実にたくさんのお金を稼ぐ必要はないでしょう。

 

 

【質問】「4%取り崩しルール」は机上の空論ですか?

【検証】4%取り崩しルールは成立するか?

著者は下落相場を経験して「4%取り崩しルール」に懐疑的になったようです。

しかし、運用益によって生活費をまかなうこと自体を否定してしまっては、そもそもFIREに踏み切ることはできません。

「4%」という数字が妥当なのかは議論があるところですが、「4%取り崩しルール」は有効。机上の空論ではなく実行可能な手段であると考えています。

 

ちなみに、投資信託の定期売却サービスを使えば、簡単に「4%取り崩しルール」を実践することができます。

実際に全世界株式へ投資して「4%取り崩しルール」が成立するか検証していますので、興味のある方はこちらの記事もご覧ください。

↓↓↓ 【検証】半永久的に月10万円の不労収入を手にいれる方法 ↓↓↓

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【質問】FIRE後に好きなことを仕事にして収入を得るのはどうですか?

【FIRE生活の強み】スキルを磨きあげる時間はたっぷりあります

FIRE生活でも「やりがい」や「生きがい」を感じて生きたいですよね。

仕事をしてお金を得ることは、そのための手段として最適です。

仕事で稼げば

  • 承認欲求を満たせる
  • 相手の役に立てる(相手がお金を払ってもいいと考えるほど)
  • 収入を得られる

といいことずくめです。

「FIRE後に働いたら負け」「働くならFIREする意味がない」と頑なにならずに、気の向くまま興味のある仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

自分のペースでできる仕事、生涯現役でできる仕事がおすすめです。

 

好きなことをしてお金を稼ぐことは言うほど簡単なことではありません。

しかし、無収入の状態でも5年、10年と長い時間をかけられるのがFIRE生活の強みです。

長い目でスキルを磨いていけば、いずれ好きなことでお金を稼ぐことができることでしょう。

もし稼げなくても、スキルを磨く過程そのものを楽しめば十分に元は取れますよね。

 

2023年から月5万円の事業収入を目指して活動中です。興味のある方はこちらの記事もどうぞ。

↓↓↓ 【2023年目標】月5万円の事業収入を手に入れる ↓↓↓

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【質問】死ぬときに1億円を抱えていても意味はない?

新しいライフスタイル「DIE with NISA」

お金を残して死ぬのは最大の無駄遣いですから、死ぬときに1億円を抱えていても意味はないと考えています。

しかし、言うは易しで実践は難しいですから、死ぬまでにお金を使い切るためには戦略が必要です。

 

そこで金融資産を

  • 生きているうちに使い切るお金
  • 生きているうちに使わず、増やして楽しむお金

にわけることにしました。

あえて「死ぬまで使わないお金」を確保することによって、残りのお金をどんどん使っていく作戦です。

 

生きているうちにお金を使い切る作戦については、こちらの記事でまとめてあります。

↓↓↓ 生きているうちにお金を使い切る作戦。FIRE2年目のマネープラン(4) ↓↓↓

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【質問】資産を家族に承継する?自分で使い切る?

【家訓】子孫の生涯投資枠を最短で埋めよ

自分が好きなようにFIRE生活を送ってますから、子どもにどこか負い目のようなものを感じています。

少なくとも「大学は自分で奨学金を借りて行ってくれ」とは言えないですよね。

 

ですから、富の一部を子どもに引き継ぐことによって気持ちの整理をつけたいと考えています。

現段階で考えているのは、

  • 「死ぬまで使わないお金」の相続
  • 18歳までに1,800万円の贈与(NISA資金として生涯投資枠相当)

です。

逆に、これ以外の資産は気兼ねなく自分のために使い切ります。

 

実はジュニアNISA制度を活用して満額400万円を子どもに贈与済みなのですが、18歳頃には約1,000万円に増えると皮算用しています。

子どもにはなるべく早くNISAの非課税限度額(生涯投資枠)を埋めて欲しいと願っているため、800万円ほどの資金を追加で贈与するか検討中です。

 

子どもをNISA億万長者に育てる方法をまとめましたので、興味のある方はこちらの記事もご覧ください。

↓↓↓ NISA億万長者の育て方。NISA制度を活用した一族繁栄の秘法とは ↓↓↓

fire5.hatenablog.com

 

 

【質問】FIRE生活に肩書きは必要ですか?

FIRE生活の肩書き

FIRE生活に肩書きは必須です。特に、家族持ちは。

著者も「無職」の肩書に不満のようでしたが、家族持ちで「無職」の肩書きだと子どもへの悪影響も懸念されます。

シンプルに子どもから「お父さんのお仕事はなに?」と聞かれたときに困るのは、FIRE生活あるあるではないでしょうか。

 

FIRE生活の肩書きは自称で十分なのですから、早々に肩書きを手に入れることをお勧めします

税務署に個人事業の開業届を出せば、「職業」欄に書き込んだ内容がしっかりとした肩書きになりますよ。

 

肩書きを手に入れるための手続きはこちらの記事にまとめてあります。

↓↓↓ 2023年目標「月5万円の事業収入を手に入れる」を実現するためにやったこと ↓↓↓

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【質問】FIREした人は本当に幸せですか?

FIRE生活は幸せですか?

お金の不安を完全に払拭できるなら、本当に幸せです。

  • 会社に拘束されることがない
  • 自分の歩む道を自分で決めることができる
  • 家族とたくさんの時間を過ごすことができる
  • 心にゆとりができて、おおらかに過ごすことができる

など、FIRE生活のメリットはたくさんあります。

家事も時間にゆとりがあればそれなりに楽しいもので、少なくとも子どもが大人になって巣立つまでは退屈したり孤独を感じることはなさそうです。

子どもが巣立ってからは寂しくなりますから、家族以外の人とのつながりなどを今のうちから築いておくとよいのかもしれません。

 

ところで、お金の不安を完全に払拭することは可能でしょうか?

リーマンショックで資産の半分(1,500万円ほど)の損失を抱えた経験がありますから、正直に言えばお金の不安を完全に払拭することはできていません。

でも当時とは経験が違いますから、大暴落のダメージを緩和することはできるはずです。

そのうち訪れる大暴落の局面でも「(今はちょっと相場の環境が悪いけど)FIREした人は本当に幸せです」と言えることを願っています。

 

自身のお金の不安を払拭するために書いた記事はこちらです。

↓↓↓ 行動に移すために自分を納得させる。FIRE2年目のライフプラン(7)↓↓↓

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「FIRE生活のリアルな実態がわかる」まとめ

ここまで、寺澤伸洋さんの著書『FIREした人は本当に幸せなのか』の内容を踏まえて、FIREに対する自分自身のスタンスや考えをまとめてきました。

 

この記事のポイントは、

  • リッチ型FIREと節約型FIREの真ん中くらいの「ノーマルFIRE」。長い目で事業収入を育てるがライフプラン上は事業収入を当てにしていないためサイドFIREではない
  • 「4%取り崩しルール」は机上の空論ではなく有効な手法。長い目で見れば運用益で生活費をまかなうことは可能
  • FIRE生活において好きな仕事で稼ぐのはアリ。年単位でじっくりとスキルを磨けることがFIREの強み
  • 生きているうちにお金を使い切ることが理想。ただし、実践は難しいため「死ぬまで使わないお金」を確保したうえで、残りのお金をどんどん使い切る作戦を採用する
  • 資産の一部は一定のルールで家族に承継する。残りのお金は気兼ねなく自分のために使い切る
  • FIRE生活に肩書きは必須。自称でもよいが、個人事業の開業届を税務署に提出することによってしっかりとした肩書きが手に入る
  • お金の不安が完全に払拭できるなら、FIREした人は本当に幸せ

でした。

 

FIRE生活では自分らしい生き方を追求できますから、FIRE生活の過ごし方は人それぞれです。

今回、寺澤伸洋さんの著書『FIREした人は本当に幸せなのか』を読むことによって、自分のFIRE生活がどのような特徴をもっているのかよくわかりました。

 

今回の記事が、読者の皆さまが自分ならではのFIRE生活をイメージするためにお役に立ったなら幸いです。

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

NISA億万長者の育て方。NISA制度を活用した一族繁栄の秘法とは

NISA億万長者の育て方

こんにちは、FIRE父さんです。

今回は、NISA制度を活用して子孫を「NISA億万長者」に育てる方法をご紹介します。

NISA制度のモデルとなったイギリスのISA制度では、すでにたくさんのISA億万長者が生まれています。

2024年から始まる新NISAは岸田政権の「大盤振る舞い」と評されており、イギリスのISA制度にかなり近いものになっています。

新NISA制度を上手に活用すれば、NISAで1億円以上の資産を築く「NISA億万長者」を生み出すことはそれほど難しいことではありません。

 

 

 

「NISAの最適解」と究極のNISA活用法とは

「NISAの最適解」と究極のNISA活用法

まずは、「NISAの最適解」と呼ばれる方法を確認しましょう。

NISAの最適解が妥当であれば、最も効率的にNISA制度を活用する「究極のNISA活用法」は自ずと導き出されます。

 

「NISAの最適解」と呼ばれる投資法

2024年から始まる新NISAを攻略するため、さまざまな人がNISA攻略法を情報発信しています。

そんな中で「NISAの最適解」と呼ばれる方法があります。

  1. 生涯投資枠1,800万円を最短の5年間で埋める[年360万円×5年間]
  2. 低コストのインデックスファンド(全世界株式)へ長期投資[つみたて投資枠・成長投資枠の両方とも同じ]

これだけのシンプルな方法です。

シンプルな方法ですが、投資効率を考えれば低コストのインデックスファンドをなるべく早く購入してなるべく長く保有することが最適なのはほぼ間違いないでしょう。

 

投資対象は全世界株式以外にも米国株式などの選択肢もありますが、購入したら永久ともいうべき長い年月にわたって保有を続けることになります。

NISA制度では売買を繰り返すと投資効率が下がります。必ず訪れる大暴落の時期に狼狽売りしないためにも、信念を持って投資対象を選ぶことが大切です。

 

 

18歳から始める「究極のNISA活用法」

ところで、「NISAの最適解」には何歳からNISAを始めるのがよいのか、という視点はありません。

人は若返ることはできません。すぐに始めるのがベストですから人によって答えは異なり、一概に「何歳から始めるのがよい」とは言えないのです。

しかし、もし若返ることができるとしたらどうでしょう? 何歳からNISAを始めるのが一番投資効率がいいでしょうか?

 

答えは、18歳からです。

NISA制度を利用できるのは18歳からですから、18歳から22歳までの5年間で非課税投資限度額(生涯投資枠)1,800万円を使い切るのが一番投資効率が良いのです。

つまり、「NISAの最適解」と呼ばれる手法で18歳から投資を始めることこそが究極のNISA活用法なのです。

 

とはいえ、実際に18歳からNISAで投資を始めて22歳までに生涯投資枠を埋めることができる人はほとんどいないでしょう。

20歳前後で1,800万円もの余裕資金がある若者は稀だからです。

 

 

究極のNISA活用法を使って「NISA億万長者」になるまで

18歳から100歳までの評価額推移

究極のNISA活用法を実際に行うことを想定してシミュレーションしてみましょう。

  1. 18歳から22歳の5年間で毎年360万円(合計1,800万円)投資する
  2. 投資したインデックスファンド(全世界株式)の運用利回りは5%と見込む

この前提で試算すると

  • 30歳:2,900万円
  • 40歳:4,700万円
  • 50歳:7,600万円
  • 60歳:1億2,400万円
  • 70歳:2億100万円
  • 80歳:3億2,700万円
  • 90歳:5億3,200万円
  • 100歳:8億6,700万円

となります。

NISA億万長者を「NISAだけで1億円以上の金融資産を築いた人」と定義すると、56歳で1億円を突破してNISA億万長者となります。

富裕層の仲間入りですね。超富裕層と呼ばれる5億円以上を突破するのは89歳です。

 

 

【家訓】子孫の生涯投資枠を最短で埋めよ

家訓:子孫の生涯投資枠を最短で埋めよ

20歳頃の若者が自分の力でNISAの生涯投資枠1,800万円を埋めるのは難しい。

では、祖父母や両親など上の世代が子孫の生涯投資枠を埋めるルールを作ったらどうでしょうか?

 

<家訓>

子孫の生涯投資枠を最短で埋めよ

 

このような家訓を定めて一族で家訓を守るなら、NISA制度だけで一族繁栄は間違いないでしょう。

最初に子どもや孫の生涯投資枠を埋めるのは大変です。

しかし、生涯投資枠を埋めてもらった子孫は50歳を過ぎる頃には金融資産1億円を超える「NISA億万長者」になっているはずです。

彼ら「NISA億万長者」が孫や子の生涯投資枠を埋めるのはそれほど難しいことではありません。

 

 

NISAの投資資金は「暦年贈与」で時間をかけて贈与するとよい

時間をかけて「暦年贈与」

子孫の生涯投資枠を祖父母や両親が埋める上でハードルになるのは「贈与税」です。

贈与税を抑えるためには、1年間の基礎控除額110万円の範囲で時間をかけて暦年贈与するとよいでしょう。

 

贈与にはいろいろなやり方がありますが、例えば

  • 生まれてから18歳までの18年間、毎年100万円ずつ贈与(合計1,800万円)
  • 生まれてから10歳までの10年間、毎年100万円ずつ贈与(合計1,000万円)。0歳から積立投資を開始して5%の運用利回りで運用。11歳からは積立を停止
  • 生まれてから20歳までの20年間、毎年60万円ずつ贈与(合計1,200万円)、0歳から積立投資を開始して5%の運用利回りで運用

などが考えられます。

18歳までと考えずに22歳までと考えれば、多少はゆっくり贈与することができますね。

 

 

「NISA億万長者の育て方。NISA制度を活用した一族繁栄の秘法とは」まとめ

ここまで、NISA制度を活用したNISA億万長者の育て方について説明してきましたがいかがだったでしょうか。

 

この記事のポイントは、

  • 「NISAの最適解」と呼ばれる方法は、(1)生涯投資枠(非課税投資限度額)1,800万円を最短の5年で埋める、(2)低コストのインデックスファンド(全世界株式)を売らずにできるだけ長く保有する
  • 「究極の投資法」は、18歳から22歳にかけて「NISAの最適解」と呼ばれる手法で生涯投資枠1,800万円を埋める
  • 「究極の投資法」を実践すれば、50代で1億円を突破して「NISA億万長者」になり、90歳頃に5億円を超えて超富裕層の仲間入りをする(運用利回り5%で計算)
  • NISA制度を活用した一族繁栄の秘法とは、家訓で「子孫の生涯投資枠を最短で埋めよ」と定めて一族で家訓を守ること
  • NISAの投資資金は、「暦年贈与」で時間をかけて贈与するとよい

でした。

 

「DIE WITH ZERO」というライフスタイルがあります。

しかし、生きているうちにお金を使おうと思っても、なかなか有効な使い方を思いつかない方も多いのではないでしょうか。

そんな方には、今回ご紹介した「NISA制度を活用した一族繁栄の秘法」を参考にして、子どもや孫が経済的自由(Finanncial Independence)を獲得する手助けするという選択肢もあります。

子孫に富を承継して一族を繁栄させるというと何か古くさい印象はありますが、自分事として考えると案外悪くない選択肢に思えます。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

FIRE父さん自身は「DIE WITH ZERO」をアレンジした「DIE with NISA」というライフスタイルを選択しています。

興味のある方はこちらの記事もご覧ください。

↓↓↓ 最強のNISA攻略法「DIE with NISA」。人生を謳歌する新たなライフスタイル ↓↓↓

fire5.hatenablog.com

 

 

 

最強のNISA攻略法「DIE with NISA」。人生を謳歌する新たなライフスタイル

最強のNISA攻略法「DIE with NISA」

こんにちは、FIRE父さんです。

NISAの話題が盛り上がってきましたね。

 

今回は、最強のNISA攻略法「DIE with NISA」について解説します。

FIRE父さんの座右の銘は「DIE WITH ZERO(金を残して死ぬは下)」ですが、本気で実践するとかえって自分を追い詰めることになりそうですから断念しました。

そのかわりに「DIE WITH ZERO」の精神を生かしながら人生を満喫できるライフスタイルを模索した結果、たどり着いたのが今回紹介する「DIE with NISA」です。

「DIE with NISA」は最強のNISA攻略法であると同時に、人生を謳歌するための新たなライフスタイルでもあります。

 

「DIE with NISA」戦略は、

  • 新NISAでこれから資産形成を始める方
  • 余裕資金が十分にある40代から60代の方
  • 子供や孫に巨額の富を築いて欲しい方

などに適していますが、それ以外の方でも参考になる考え方が含まれています。

 

それでは、さっそく始めましょう。

 

 

 

知っておくべき「NISAのルール」

知っておくべき「NISAのルール」

2024年1月からはじまる新NISAは、とてもシンプルな制度に変わりました。

制度の説明は省略しますが、知っておくべきポイントは次のとおりです。

 

  1. 生涯投資枠があり、投資できるのは「取得価格」合計が1,800万円まで
  2. NISA口座で保有する時価評価額」の上限はない
  3. 非課税保有期間が無期限だから、売却しなければ死ぬまで非課税で運用できる
  4. 本人が死亡しても「死亡時点の評価額」までは非課税

 

新NISA制度はシンプルですから、新NISAを最も有利に活用する方法を簡単に導き出すことができます。

 

投資商品を購入したら

売却せずにできるだけ長期間保有し続ける

 

これだけです。

さすがに本人が死亡したらそれ以降は非課税になりませんから、実質的な非課税保有期間は本人が生きている限りです。

その後は、相続人が自身の生涯投資枠の範囲内で非課税投資を続けるかどうか判断することになるでしょう。

 

 

複利の力」で超長期投資によって巨額の富を築けるかも

超長期投資のパワー

新NISAをフル活用したら、最大どれくらいまで資産を増やすことができるでしょうか?

 

究極のNISA攻略法は、18歳から22歳の5年間で1,800万円満額投資することです。

この究極のNISA攻略法を実践する者を仮に「NISA令嬢」と呼びましょう。

NISA令嬢がそのまま100歳まで売却せずに放っておいた場合、なんと10億円以上に資産が膨らむ可能性があります。

10億円を超えるための運用利回りは、5%台前半ですからあり得ない話ではありません。

 

投資は「複利」で指数関数的に増えるため、運用期間が長くなれば長くなるほど爆発的に資産が増えていく性質をもっています。

「率(パーセント)」で計算しますから、次のように資産額が増えるほど利益も膨らんでいくのです。

  • 100万円の5%は5万円
  • 1,000万円の5%は50万円
  • 1億円の5%は500万円
  • 10億円の5%は5,000万円

もし10億円を超える人が続出したら「超富裕層を優遇してけしからん」と騒ぎになりそうですが、いずれにせよ何十年も経ってからの話です。

 

 

最強のNISA攻略法「DIE with NISA(売却せずに死ぬ)」とは

「DIE with NISA」戦略のメリットとデメリット

「NISAのルール」から自ずと導き出されるNISA制度を最も有効活用する方法は、

  1. なるべく早く生涯投資枠1,800万円を使い切る
  2. 投資商品を購入したら売却せずに死ぬまで保有(ホールド死)する

です。

そして、これこそが最強のNISA攻略法「DIE with NISA」です。

 

「お金は墓場まで持っていけない」とはよく言われる言葉ですが、あえてNISA資産を死ぬまでホールドするのはなぜでしょうか?

「DIE with NISA」戦略にはデメリットもありますが、大きなメリットがいくつもあるのです。

それでは、メリットとデメリットを見ていきましょう。

 

「DIE with NISA」戦略のデメリット

デメリットは「生きているうちにお金を使えない」に尽きます。

これ以外のデメリットは見当たりませんが、致命的なデメリットですね。

お金は使って価値を引き出してこそ価値があるのですから、わざわざ使わないお金を増やすことになんの意味があるのかと思われるかも知れません。

しかし、蓄えなく老後を過ごす世帯がある一方で、多額の資産を残して亡くなる方が少なくないも事実です。

お金を生きているうちに使い切る「DIE WITH ZERO」を実践することは本当に難しい。

だからこの戦略を採用してもしなくても、多額の資産を残して死ぬ可能性が高いことは覚悟しておきましょう。

 

「DIE with NISA」戦略のメリット

「生きているうちにお金を使えない」という致命的な弱点と引き換えに、「DIE with NISA」戦略にはいくつもの大きなメリットがあります。

 

  1. 超長期投資により巨額の富を築くことができるかも
  2. 大暴落により一時的に資産が半減しても生活に支障がない
  3. NISA資産を売却するタイミング(出口戦略)を考える必要がない
  4. 老後の資産取崩期でもお金の心配を払拭して暮らせる
  5. NISA以外の資産を不安なく使って人生を楽しむことができる
  6. 相続により家族にNISA資産を引き継ぐことができる

 

老後の安心を1,800万円で買うと考えると高すぎる買い物かもしれません。

しかし、老後の不安を払拭することによってNISA口座以外の資産を自由に使うことができるようになります。

老後の安心を買う保険料(コスト)ではなく、生きているうちにお金を使って人生を謳歌するための「投資」と考えることもできますね。

実際、1,800万円は無くなるわけではありませんから、家族にNISA資産を引き継ぐことができるのです。

 

 

 

NISAで世界樹をSランクに育てよう(FIRE父さんのNISA戦略)

FIRE父さんのNISA戦略

ここまで最強のNISA攻略法「DIE with NISA」について説明してきました。

「DIE with NISA」戦略を具体的にイメージしてもらうため、ここではFIRE父さんNISA戦略をご紹介します。

金融商品を入れ替えずに一度買った金融商品を数十年に渡って保有し続けるわけですから、金融商品の選定が極めて重要です。

 

【NISA投資対象】全世界株式を対象とした投資信託(インデックスファンド)

超長期投資を前提としますから、50年以上保有し続けることができる金融商品を選ぶ必要があります。

もちろん「つみたて投資枠」も「成長投資枠」も同じ金融商品に投資します。

次の流れで検討した結果、「全世界株式を対象とした投資信託(インデックスファンド)」を投資対象として選定しました。

 

  1. 伝統的資産である株式・債券のうち、より期待リターンの高い株式に投資する
  2. 50年以上良い業績が続く会社はほぼ存在しないため、個別銘柄には投資しない
  3. 50年以上の期間ではどの国が成長するかわからないため、全世界株式に投資する
  4. 複利効果を活かすため投資信託(無分配のもの)で投資する
  5. 業界最低水準の運用コストを目指すインデックスファンドを選ぶ。そもそも50年以上続くアクティブファンドが存在するか不明

 

具体的な商品は「eMAXIS SLIM 全世界株式(オール・カントリー)」を選びました。

新NISA向けに登場した商品は魅力的なものもあるのですが、運用期間が短すぎるため見送ります。

超長期投資において恐れるべきは「投資信託の繰上償還」ですから、なるべく繰上償還のリスクが低い投資信託を選ぶことがポイントと考えます。

 

【NISA投資方法】投資タイミングに悩まない「つみたて投資」で十分

購入するインデックスファンドが決まりましたから、次に考えるのは購入方法です。

理論的には、毎年1月にほぼ360万円全額を一括投資すべきかもしれませんが、高値づかみする心配があります。

購入するタイミングを図るのは不可能と割り切って「つみたて投資」で十分と判断します。

FIRE父さんは、次のとおり「毎月積立(30万円)」を設定することにしました。

 

  1. 成長投資枠240万円:「毎月積立」「毎日積立」
  2. つみたて投資枠120万円:「毎月積立」(カード払い)

 

成長投資枠は、毎月積立よりわずかにパフォーマンスがよいとされる「毎日積立」を選びます。

楽天証券の成長投資枠で「毎日積立」は選択できないため「毎月積立」に変更します(2023.11.13現在)

つみたて投資枠は、毎月10万円をカード払いで積み立てます。カード払いにより5年間の積立期間で数万円ほどのポイントを期待できるため、ちょっと手間ですが一応もらいにいきます。

 

2023.12.5 楽天証券で新NISAの積立設定変更を完了しました。

↓↓↓ 詳しくはこちらの記事をどうぞ ↓↓↓

fire5.hatenablog.com

 

【NISA積立設定後の手続き】相続開始まで放置。家族にはしっかり伝えておきましょう。

証券会社でつみたて投資の設定を終えたら、もう生きているうちに何もすることはありません。

すべて自動的にコトが進んでいきますから、NISA資産の増減を眺めてドキドキしたりニマニマしたりするだけですね。

投資信託の繰上償還がなければあとは相続人にお任せですから、相続人となる家族には資産の状況を定期的に伝えておきましょう。

 

【NISAの楽しみ方】世界樹をSランク(1億円以上)まで育てよう

NISA運用中は何もすることがありません。

売却しようかなという誘惑を振り払い、運用期間中も投資を楽しむためにゲームをイメージしてみてはいかがでしょうか。

 

全世界株式を対象としたインデックスファンドを世界樹と呼びます。

そして、世界樹をSランク(1億円以上)まで育てるゲームです。

もちろん人によって非課税投資期間は異なりますから、目指すランクも自分で決めてみてください。

ランクの目安は、

  • SSSランク 10億円以上
  • SSランク  5億円以上(超富裕層)
  • Sランク   1億円以上(富裕層)
  • Aランク  5,000万円以上(準富裕層)
  • Bランク  3,000万円以上(アッパーマス層)
  • Cランク  1,000万円以上

です。

SSSランク(10億円以上)を目指すためには10代や20代でゲームを始める必要があるでしょう。

しかし、Sランク(1億円以上)ならFIRE父さんでも狙えると思うのです。

相場環境にも左右されますが、長生きすることが何よりのゲーム攻略法ですね。

 

 

最強のNISA攻略法「DIE with NISA」まとめ

DIE with NISA

ここまで、最強のNISA攻略法「DIE with NISA」について解説してきましたがいかがだったでしょうか。

この記事のポイントは、

  • 新NISA制度のメリットを最大限引き出すには、購入した金融商品を売却せずに死ぬまで保有(ホールド死)する「DIE with NISA」戦略が有効
  • 生きているうちにお金を使えないという致命的な代償と引き換えに、①老後の絶対の安心感、②NISA以外の資産を思いっきり使える自由、③家族へ残せる大きな財産 などを手に入れることができる
  • FIRE父さんは、生涯投資枠1,800万円はすべて全世界株式を対象としたインデックスファンドを購入する。年内に年360万円の積立設定を終えたら、相続発生まで放置するだけでOK。長生きして1億円以上に増やすことを目指して投資を楽しみたい

でした。

 

「DIE with NISA」というライフスタイルは、万人に適した方法ではないかもしれません。

しかし、FIRE父さんと同じように

  • 「お金を上手に使えない」
  • 「節約ばかり気にしてしまう」
  • 「(節約のため)知らないうちにやりたいことを我慢している」

という方は意外と多いのではないか、と感じています。

そんな人たちが、「DIE with NISA」戦略によって巨額の富を築きつつ、バランスよくお金を使って人生を楽しむ習慣を身につけてくれたら嬉しい限りです。

 

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

FIRE父さんが「DIE with NISA」戦略に至った理由はこちらの記事にまとめてありますので、興味のある方はご覧ください。

↓↓↓ 生きているうちにお金を使い切る作成。FIRE2年目のマネープラン(4) ↓↓↓ 

fire5.hatenablog.com

 


DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール