FIRE父さんは我が道を行く

FIRE生活も3年目。我が道を行けば、見える景色が変わります。働かなくても資産が増え続ける不思議を実感中

口の中を見せたくなる!口内を綺麗にする5つの方法

大口を開けて笑える人になりたい!

こんにちは、FIRE父さんです。

今回は、はてなブログ公式の今週のお題「きれいにしたい場所」に参加して、「口の中を見せたくなる!口内を綺麗にする5つの方法」というテーマで記事をまとめました。

 

あなたが「きれいにしたい場所」はどこでしょうか?

 

FIRE父さんがきれいにしたい場所は、お口の中です。

少年漫画の主人公が大声で叫んでいるところを思い浮かべてみてください。

口を大きく開けて、前歯どころか奥歯まで口の中を晒しちゃってますよね。

 

現実には、口の中には食べかすや口臭、歯周病など気になることがたくさんあります。

無邪気に大口を開けて、他人に口の中を見せるのはなかなかに勇気が必要です。

……しかしですよ。

少年漫画の主人公のように大口を開けて口の中まで晒しちゃうような人になりたいと思いませんか?

そんなおおらかな人間になれたら、きっと人生を愉快に過ごせることでしょう。

 

お口の中を綺麗にしたい理由には、もうひとつ重要な理由があります。

それは、口内を綺麗にすることで健康寿命が伸びると言われているからです。

人生100年時代ですから、健康寿命を延ばすために口腔ケアは必須科目だと考えます。

 

前置きが長くなりましたが、さっそく「口内を綺麗にする5つの方法」について説明していきます。

なお、FIRE父さんは口内ケアの専門家というわけではありませんから、あくまでFIRE父さんの例ということでご理解ください。

 

 

 

(1)歯磨きの前にうがいする

歯だけではなく、お口の中を洗浄するためには「うがい」が有効です。

お口の中だけではなく喉の奥まで綺麗にするために、次の2つのうがいを組み合わせます。

  1. 左右の頬を交互に数回動かして「ブクブクうがい」
  2. 喉の奥を「ガラガラうがい」

うがいをして、口腔内細菌をお水と一緒に吐き出しましょう。

 

(2)食後の歯磨きを習慣にする

お口の中を清潔にするための基本は、やはり「歯磨き」です。

食事の後にはしっかりと歯磨きをする習慣を身につけましょう。

お恥ずかしい話ですが若い頃には「一日一回でいいや」と考えていた時期がありました。

食後の歯磨きは当たり前のことですから、当たり前のようにやりましょう。

 

ところで、歯の形や状態は人によって異なりますから、正しい歯の磨き方というのはなかなか難しいものです。

FIRE父さんは歯科クリニックの指導を受けながら自分なりのやり方を見つけていきました。

歯磨きで気をつけているポイントは

  • 食後に毎回歯磨きする。夕食後には特に丁寧に歯を磨く
  • 歯垢・歯石のつきやすい場所をイメージしながら、歯を一本一本やさしく磨く
  • 両手を使って右側は左手で、左側を右手で磨く

です。

 

両手で歯磨きする方法はアメリカの動画を視聴しているときに発見しました。

最初はぎこちないかも知れませんが、両手を使ってブラシを持つ手と逆の方の歯を磨くと上手に歯を磨けるようになります。

 

(3)デンタルフロスや歯間ブラシを併用する

歯ブラシだけですべての汚れを落とすことは難しいものです。

歯ブラシだけでは磨ききれない歯間は、デンタルフロスや歯間ブラシを使って掃除しましょう。

 

FIRE父さんは100均で入手した細めのデンタルフロスがぴったりと自分の歯に合ったため、一日一回夕食後の歯磨きの後にデンタルフロスを使用しています。

FIRE父さんは軽度の歯周病を治療するため歯科クリニックに通院しましたが、歯科クリニックに勧められてデンタルフロスを使用するようになってからは歯周病の症状が大きく改善しました。

はじめてデンタルフロスを使用すると、歯の間に食べかすや歯垢がたくさん残っていることに気づいてびっくりしますよ。

 

なお、その人の歯の間の狭さや広さによって適したデンタルフロス・歯間ブラシが変わることには注意が必要です。

FIRE父さんの場合には、歯の間が狭いため細めのデンタルフロスが良いだろうと歯科クリニックからアドバイスを受けました。

アドバイスを受けるまでは、自分の歯間が狭いということに気づいていませんでした。

以前歯間ブラシを試した時にはキツすぎてすぐにやめてしまいましたが、自分の歯間が狭いことが原因だったようです。

デンタルフロスや歯間ブラシを選ぶ時には、自分の歯間の狭さ・広さを知って自分に適した太さのものを選ぶことが大切ですね。

 

(4)かかりつけ歯科医を決めて定期的に歯科健診を受ける

定期的に歯科健診を受けるのが当たり前という人がいる一方で、FIRE父さんのように虫歯がないことを理由に歯科クリニックに長く行かない人もいることでしょう。

虫歯がなくても歯石はたまりますし、歳をとると歯周病の心配が出てきます。

 

歯周病の治療は完治を目指すというよりは、歯周病の進行を止めるというスタンスの治療になります。

したがって、歯周病は症状が進行する前になるべく早く治療を開始する、もっと言えば症状が出る前に予防することがポイントになります。

早期発見・早期治療のためには、かかりつけ歯科医を決めて、定期的に歯科健診を受ける習慣を身につけることが大切です。

 

定期的に歯科健診を受ける習慣のない方は、すぐにでもかかりつけ歯科医を決めて検診を受けてみてはいかがでしょうか。

歯科健診が習慣になってしまえばそこまで面倒なことではありませんし、歯磨きの指導も受けることができます。

 

(5)間食を控える

口内環境を整えるためには、間食を控えることも大切です。

食べ物をしょっちゅう口に入れていては、それだけで虫歯になりやすいそうです。

 

食後と同様に間食後にはすぐに歯磨きするのは当然ですが、歯磨きすれば間食しても大丈夫というわけではありません。

「歯磨きするのが面倒だから、間食はやめておこうかな」と考えるとよいのではないでしょうか。

 

FIRE父さんは、間食はやめた方がいい、と医師にアドバイスを受けてから間食はなるべく控えるようにしました。

生活習慣病を予防するという観点からのアドバイスだったのですが、口内環境を整えるためにも役立っています。

 

口内を綺麗にする5つの方法 まとめ

ここまで、口内を綺麗にするための5つの方法について説明してきましたがいかがだったでしょうか。

この記事のポイントは、

  1. 歯磨きの前に「ブクブクうがい」と「ガラガラうがい」をして口腔内細菌を吐き出す
  2. 食後の歯磨きを習慣化することが基本
  3. 歯磨き後に自分の歯間に合ったデンタルフロスや歯間ブラシを使うとよい
  4. 歯周病の早期発見・早期治療のためにも、かかりつけ歯科医を決めて定期的に歯科健診を受けることが大切
  5. 間食を控えることは口内環境を整えるだけではなく、生活習慣病の予防にもつながる

でした。

 

虫歯、口臭、歯周病……お口の中が気になって大きく口を開けることができない。

そんなお口の中を「きれいな場所」に変えたらどうでしょう?

 

きっと口の中を見せたくなります。

少年漫画の主人公のように大口を開けて、奥歯まで晒して笑うことができるようになります。

 

口内をきれいにすれば、虫歯や口臭、歯周病を予防するだけではなく自分に自信が持てます。

健康寿命を伸ばす効果があるとも言われていますから、ぜひできることを今日から初めてみましょう。

 

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

FIRE3年目のライフプラン。3,000万円の運用益で見える景色が変わった!

FIRE3年目のライフプラン

こんにちは、FIRE父さんです。

先日、「1億円投資」の運用益が3,000万円を突破したことを記念して、ポートフォリオのリバランスを行いました。

fire5.hatenablog.com

 

そして、今回はポートフォリオのリバランスに合わせて「ライフプラン(生涯資金計画)」を見直すことにしました。

早期リタイアしてから3年目に入って、ますます洗練された「FIRE3年目のライフプラン」とはどんなものでしょうか?

 

 

 

 

35歳からFIRE3年目までの金融資産額の推移

金融資産額の推移(35歳〜52歳)

「FIRE3年目のライフプラン」について説明する前に、FIRE3年目までの金融資産額の推移を見てみましょう。

 

FIREを達成した2022年の時点では、1億500万円の金融資産でした。

その後、2年ほどが経過して2024年の2月末現在では、5,000万円増えて1億5,500万円に育ちました。

 

増えた5,000万円の内訳は

  • 早期退職金:2,000万円
  • 投資の運用益:3,000万円

です。

 

なお、金融資産を1億円まで増やしてFIREするまでの道のりはこちらの記事にまとめてあります。

fire5.hatenablog.com

 

 

FIRE3年目のライフプラン(生涯資金計画)は「ゆとり資金」がポイント

FIRE3年目の生涯資金計画

FIRE3年目のライフプラン(生涯資金計画)のポイントは

  1. 配当収入60万円は贅沢費として使い切る。高配当株の増配でお小遣いが増える楽しみも
  2. 生活費は年金収入180万円の範囲で暮らすことが基本。65歳までは必要資金240万円を取り崩して生活する
  3. ライフプラン上の「ゆとり資金」8,800万円は、①80歳までに使い切る6,300万円、②80歳以降に使う2,500万円に分けて管理する

です。

 

運用益が3,000万円増えたことによって、贅沢費を年200万円から年300万円に増額することも検討しました。

しかし、現状では年10万円ほどしか贅沢費を使えていません。

リアリティのない計画を作成しても無意味なので、逆に年60万円ほどに贅沢費を抑えました。

配当収入はなぜか「あぶく銭」のイメージがあるため、贅沢費(お小遣い)として使い切っても心理的に抵抗感が薄いのがよいですね。

 

そして、年間計画で使う予定のない資金は「ゆとり資金」として管理することにしました。

内訳は、

  • 80歳までに使い切るお金:6,300万円
  • 80歳以降に使うお金:2,500万円

です。

なお、80歳以降に使う「ゆとり資金」2,500万円は高配当株式として保有しており、80歳で売却するまで資金が拘束されています。

 

年ごとの贅沢費ではなく「ゆとり資金」としてプールすることのメリットは

  1. 300万円〜1,000万円以上の資金を大胆に投入することができる
  2. 運用損益を反映させやすく「80歳までに使い切るお金」の残高がすぐわかる
  3. 運用が好調なときに多く使い、暴落局面では取り崩しを抑えることができる

です。

 

また、贅沢費を抑えたことによって、65歳以降の収支不足が発生しなくなりました。

年金受給が開始される65歳まで資金がもてばその後は年金だけで暮らしていける、というのはライフプラン上とても大きな効果と安心感があります。

 

なお、見直し前の「FIRE2年目のライフプラン」はこちらの記事にまとめてあります。

fire5.hatenablog.com

 

 

FIRE3年目の資金運用計画はゆとりがいっぱい

FIRE3年目の資金運用計画

マネープラン(生涯資金計画)を見直した結果、資金運用計画にも変更がありました。

 

FIRE3年目の資金運用計画のポイントは

  1. 総資産額は1億4,800万円(旧つみたてNISA、iDeCoの640万円は含まない)
  2. 「52歳以降の必要資金3,200万円」と「80歳までに使い切るゆとり資金6,300万円」の合計は9,500万円。預貯金2,000万円のほか、インデックス投資7,500万円を80歳まで定期的に売却して必要資金を捻出する。今後の運用益でゆとり資金が膨らむことを期待
  3. 「80歳以降のゆとり資金2,500万円」は高配当株式で保有中。高配当株式は80歳に売却して資産をスリム化する。売却収入を80歳以降のゆとり資金にあてる
  4. 「生涯使わない資金2,800万円」のうち、 1,000万円は生活防衛資金として預貯金で確保。残りの 1,800万円はNISAを活用して生涯にわたってお金を増やして楽しむ。生涯使わない資金を設定することでライフプランに絶対の安心感が生まれる

です。

 

FIRE3年目の資金運用計画にはゆとりがいっぱい。

これもFIRE達成後の運用益3,000万円があればこそです。

 

なお、FIREを決断する前の資金運用計画や「FIRE2年目の資金運用計画」はこちらの記事にまとめてあります。今とはまったくの別物ですね。

fire5.hatenablog.com

 

 

80歳までに使い切る「ゆとり資金」の使い道

80歳までに使い切る「ゆとり資金」の使い道

さて、今回の「FIRE3年目のライフプラン」ではゆとり資金がポイントですが、80歳までに使い切るゆとり資金6,300万円の使い道が当面の課題となります。

 

ちょっとした贅沢は年60万円の贅沢費を使いますから、ゆとり資金はもっと大胆な使い方を想定しています。

まとまったお金の使い道といえば、住宅や車などが真っ先に思い浮かびますが食指が動きません。

 

パッと思いつくのは

  • 子どもへの生前贈与で一族繁栄(NISA積立資金、住宅費用など)
  • ファミリービジネスの立ち上げ
  • 親孝行を何か(生活環境を整えられるようなもの)
  • 移住・引越し(図書館やスポーツクラブの隣など)
  • 暮らすように旅をする(四国お遍路など)
  • オンラインで習い事や勉強
  • 高配当株や優待株の買い増し
  • 寄付などの社会貢献

くらいですかね。

 

お金は使う時だけでなく、何に使うかあれこれ考える時間も楽しいものです。

だから、じっくり時間をかけてゆとり資金の使い道を考えていきます。

 

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

楽天証券での非課税投資の運用戦略まとめ(NISA、iDeCo、ジュニアNISA)

楽天証券での非課税投資の運用戦略

こんにちは、FIRE父さんです。

前回は「1億円投資」の運用益が3,000万円を突破したことを記念して、特定口座で運用している「1億円投資」の運用戦略について記事をまとめました。

fire5.hatenablog.com

 

今回の記事では、非課税投資の運用戦略をご紹介します。

FIRE父さんは、NISA(新NISA、旧つみたてNISA)、iDeCO、ジュニアNISAと非課税投資制度をフル活用してきました。

管理のしやすさを重視して、非課税投資はすべて楽天証券にまとめて管理しています。

 

さて、利益確定して約20%の税金を負担したことのある方なら、非課税投資のメリットや有り難さを十分に実感していることでしょう。

投資するなら、期待リターンの高いものを優先して非課税投資制度を思いっきり活用したいところですね。

 

 

 

 

楽天証券での非課税投資の資産運用額は?

非課税投資の資産運用額(2024年2月末現在)

まずは、非課税投資の資産運用額について見ていきましょう。

2024年2月末現在では、約4,000万円の資産運用額です。

 

内訳は

  1. 新NISA 1,800万円
  2. 旧NISA(つみたてNISA) 420万円
  3. iDeCo 220万円
  4. ジュニアNISA 1,500万円

です。

 

なお、「新NISA 1,800万円」はこれから5年間で積み立てますが、1,800万円の積立資金を確保済みで今後は積立設定により自動的に積立するだけですから資産運用額に含めています。

また、「ジュニアNISA 1,500万円」は子供の資産であってFIRE父さんの資産ではありませんが、ここでは資産運用額に含めました。

 

 

新NISAの運用戦略は「月30万つみたて→生涯保有

お金を増やして楽しむ。新NISAの運用戦略「月30万つみたて→生涯保有

FIRE父さんが目指すライフプラン「DIE with NISA」では、新NISAが重要な役割を果たします。

「DIE with NISA」戦略の中で新NISAは

  1. 生涯使わない資金
  2. 増やして楽しむお金

として位置付けています。

 

生涯使う予定はないのですからリスクを抑える必要はなく、期待リターンの高さを追求して債券は組み込みません。

低コストな全世界株式インデックスファンドに長期投資する、という王道の投資スタイルを貫きます。

 

新NISAの投資戦略は

  • 2024年から2028年までの5年間で毎月30万円の積立投資を行う(合計 1,800万円)
  • 投資対象はすべて「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(通称:オルカン
  • 死ぬまで売却せず、生涯にわたって保有する

です。

 

生きているうちはずっとお金が増えていくのをニマニマと眺めて、相続で家族にお金を引き継ぐというイメージですね。

 

なお、楽天証券での新NISAの積立設定についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

fire5.hatenablog.com

 

 

旧NISA(つみたてNISA)の運用戦略は「20年経過してから優先売却」

非課税投資期間を活かす。旧NISAの運用戦略「20年経過してから優先売却」

旧NISAは、2024年2月末現在で420万円ほどの資産があります。

2018年から2023年までの6年間「つみたてNISA」で増やしたお金です。

 

旧NISAの運用戦略を考える上でのポイントは、20年の非課税投資期間を活かすこと。

 

旧つみたてNISAの運用戦略は

  • 投資対象はすべて「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(通称:オルカン
  • 20年の非課税投資期間中は売却しない
  • 非課税投資期間終了後、特定口座に移管されたら優先して売却する

です。

 

特定口座に移管されたら優先して売却する理由は、

  1. 特定口座(含み益の少ないもの)
  2. 特定口座(含み益の多いもの)
  3. 非課税口座

の順番で資産を取り崩すと運用益に対する課税を先送りできるからです。

「非課税口座」で管理する間は優先順位が低いですが、特定口座に移管されてすぐは含み益が少ないでしょうから優先して売却する対象になります。

 

すでに廃止されてしまった制度なのでこれから投資額を増やすことはできません。

現在420万円の資産を運用して、およそ20年後に売却するときには 1,000万円以上に育っていることを期待します。

 

なお、それぞれのケースによって旧つみたてNISAの資産を売却すべきタイミングは変わります。旧つみたてNISAで積み立てた資産の「売り時」はこちらの記事で説明しています。

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iDeCoの運用戦略は「65歳までに売却して資産をスリム化」

最長75歳まで運用できる。iDeCoの運用戦略「65歳までに売却してスリム化」

iDeCoは、2024年2月末現在で220万円ほどの資産があります。

60歳まで積み立てを続けて、最長75歳まで非課税で運用を続けられる制度です。

 

運用効率のみを追求すれば、最長の75歳まで非課税で保有を選択すべきです。

しかし、iDeCoは受け取り時の手続きがやや煩雑なイメージがあります。

一時金で受け取った場合には退職所得扱いになりますから、早期リタイアしたときの退職所得と同様に確定申告が必要でしかも申告時の様式が複雑なんですよね。

75歳の時点でそのような事務負担に耐えられる自信がありません。

 

一方で、iDeCoの資産額は、最長の75歳まで非課税で運用すれば 1,000万円以上を狙えるかなという規模感でそこまで大きくありません。

大きく増えたら増えたで退職所得として課税されるデメリットもあります。

 

以上を総合的に考慮して、iDeCoの運用戦略は

  • 投資対象はすべて「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」(通称:楽天オルカン
  • 60歳まで積み立てを継続する
  • 売却が可能となる60歳から65歳までの間に売却して資産のスリム化を図る

です。

 

60歳まで積立投資を継続して

  1. 売却タイミングの60歳過ぎには500万円ほどに資産は育っている
  2. 退職所得控除400万円(40万円×10年)を大きく越えないため、所得税負担は小さい

というシナリオを描いています。

 

なお、楽天証券iDeCoをすべて楽天オルカンに乗り換えた時の記事をまとめましたので、興味のある方はこちらもご覧ください。

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ジュニアNISAの運用戦略は「定期売却・積立でNISA移行を自動化」

NISAで継投できる。ジュニアNISAの運用戦略「定期売却・積立でNISA移行を自動化」

ジュニアNISAは子供の資産ですが、2024年2月末現在で 1,500万円ほどの資産があります。

教育資金のためにジュニアNISAを使う場合には、暴落局面があることを考えると「売り時が難しい」というデメリットが発生します。

 

しかし、FIRE父さんはジュニアNISAを教育資金ではなく「早すぎる生前贈与」として位置付けました。

「子どもには新NISAの積立資金として活用してほしい」と願っています。

そして、教育資金ではなく子どもの新NISAへ移行することを前提にすると、実はスムーズにジュニアNISAから新NISAへ移行することができるのです。

 

ジュニアNISAの運用戦略は

  • 投資対象はすべて「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」(通称:楽天VT)
  • 高校3年の1月に課税口座に移管されたら、課税口座で毎月30万円の定期売却を設定する
  • 同時に、子どもの新NISAで毎月30万円の積立設定をする。投資対象は低コストな全世界株式インデックスファンドを子どもに勧める

です。

 

高校3年の1月という高校卒業や進学を控えた大切な時期に設定する必要はありますが、楽天証券の口座は開設されているため設定にほとんど手間はかかりません。

そして、一度設定してしまえばジュニアNISAから新NISAへの移行が自動的に行われます。

 

子どもには「早すぎる生前贈与」を上手に活用して、人生を楽しんでほしいものです。

なお、子どもへの思いを綴ったこちらの記事もぜひ読んでみてください。

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楽天証券での非課税投資の運用戦略まとめ

楽天証券での非課税投資の運用戦略まとめ

ここまで、FIRE父さんの「非課税投資の運用戦略」について説明してきましたがいかがだったでしょうか?

 

FIRE父さんの目指す「DIE with NISA」戦略では、

  1. 80歳までに課税口座の資産をすべて売却して
  2. 非課税投資割合100%にする

ことがポイントになります。

年を重ねるにつれて非課税投資割合が上がっていく計画ですから、ますます非課税投資の重要性が増していきます。

 

今回紹介した非課税制度のなかには、つみたてNISAやジュニアNISAなど制度が廃止され今では利用できなくなったものもあります。

しかし、非課税投資制度は今後も変わり続けていくでしょうから、その時々で上手に非課税投資制度を使って効率よく投資したいものですね。

 

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

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最適解?楽天証券の新NISA積立設定をご紹介。クレカ積立10万円引き上げに対応

こんにちは、FIRE父さんです。

楽天証券は、2024年3月10日からクレカ積立の上限を5万円から10万円に引き上げました。

この引き上げによってクレカ積立で月10万円、楽天キャッシュ積立で月5万円、合計で月15万円の積み立てに楽天ポイントが付与されることになります。

楽天キャッシュ積立が廃止され、その分でクレカ積立が10万円に引き上げられると思い込んでいたため、嬉しい誤算です。

 

楽天ポイントを上限までゲットするためには、年間180万円(月15万円)の積み立てが必要になります。

FIRE父さんは新NISAの生涯投資枠1,800万円を最短で埋めるべく、年間360万円(月30万円)の積み立て投資を実行中ですから、楽天ポイントを上限までゲットしていきます。

 

さて、4月からクレカ積立を10万円に引き上げるためには、3月12日(火)までに積立設定を変更する必要があります。

FIRE父さんはさっそく積立設定を変更しましたので、楽天証券の新NISA積立設定の変更方法について実例をご紹介します。

 

 

 

 

楽天証券での新NISA積立設定(クレカ積立10万円、楽天キャッシュ積立5万円)

楽天証券での新NISA積立設定(クレカ積立10万円)

FIRE父さんが、最適解と考える新NISAの積立設定は次のとおりです。

  • つみたて投資枠も成長投資枠もすべて「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を積み立てる(月300,000円)
  • 【毎月1日】クレジットカード積立 100,000円(つみたて投資枠)
  • 【毎月11日】楽天キャッシュ積立 50,000円(成長投資枠)
  • 【毎月21日】証券口座積立 150,000円(成長投資枠)  

 

低コストな全世界株式インデックスファンドに長期投資する、という王道の投資スタイルです。

また、クレカ積み立ての積立日は毎月1日(又は8日)で固定ですが、楽天キャッシュ積み立てと証券口座積み立ては自分で設定できるため、それぞれ毎月11日、毎月21日を設定して投資タイミングの分散を図っています。

 

 

楽天証券で新NISAの積立設定変更(クレカ積立5万円→10万円)

FIRE父さんは、新NISAがスタートした2024年1月から月30万円の積立投資を開始しました。

今回は、楽天証券で新NISAの積立設定を変更する手続きになります。

 

before(積立設定の変更前)

楽天証券の新NISA積立設定(クレカ積立5万円)

今回、積立設定を変更する前の設定内容は次のとおりでした。

  • 【毎月1日】クレジットカード積立 50,000円(つみたて投資枠)
  • 【毎月11日】楽天キャッシュ積立 50,000円(つみたて投資枠)
  • 【毎月21日】証券口座積立 200,000円(成長投資枠)

 

詳しくは、次の記事をご覧いただければ幸いです。

fire5.hatenablog.com

 

after(積立設定の変更後イメージ)

楽天証券での新NISA積立設定(クレカ積立5万円→10万円)

積立設定の変更後イメージは、上のイメージ(画像)のとおりです。

 

楽天証券での積立設定変更の手続きは、次の手順に沿って行いました。

  1. つみたて投資の投資枠を開放するために、楽天キャッシュ積立の設定を解除する
  2. クレジットカード積立の金額を変更する(つみたて投資枠:50,000円→100,000円
  3. 証券口座積立の金額を変更する(成長投資枠:200,000円→150,000円
  4. 楽天キャッシュ積立の新規積立設定を行う(成長投資枠:50,000円)
  5. 証券口座積立の3月21日の積立額が150,000円になるため、3月分の残り50,000円をスポット購入する(成長投資枠:50,000円)

 

手続きで迷うところは特になく、スムーズに手続きを進めることができました。

ただし、FIRE父さんの場合には証券口座積立を毎月21日に設定していたため、積立設定変更だけでは対応しきれませんでした。

積立設定変更のスケジュール上どうしても3月分の50,000円が積立不足になるため、スポット購入で成長投資枠50,000円を追加購入することで対応しました。

 

 

最適解?楽天証券の新NISA積立設定をご紹介 まとめ

ずっと気になっていた、クレカ積立上限10万円引き上げの件。

楽天証券なら必ず引き上げに対応してくれるだろうと信じて待っていました。

 

そして、楽天証券でクレカ積立の上限を5万円から10万円に引き上げると報道されたのが、3月8日のこと。

しかもクレカ積立10万円とは別に、楽天キャッシュ積立5万円も引き続き利用できると知って喜びました。

 

しかし、4月積み立て分からクレカ積立を10万円に引き上げるためには3月12日までに登録しなければならないと知って慌てました。

FIRE父さんはなんとか間に合いましたので、新年度をスッキリとした気持ちで迎えることができます。

 

楽天証券のクレカ積立や楽天キャッシュ積立は前月12日締めですから、タイミングを見計らって手続きを進めてみてください。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

fire5.hatenablog.com

 

 

 

 

運用益3,000万円突破記念!「1億円投資」のリバランスを実行

運用益3,000万円突破記念!「1億円投資」のリバランス

こんにちは、FIRE父さんです。

アセット・アロケーションによる投資戦略においては、定期的にポートフォリオをリバランスしてメンテナンスすることが大切です。

年末など実施時期を決めて1年に1回のリバランスをルーチンにしてしまえばよい。

そうとはわかっていても、リバランスによる利益確定によって税負担が発生するためあまり気が進まないのも事実です。

 

今回、「1億円投資」の運用益が3,000万円を突破したことを記念して、ようやくリバランスを実行しました。

リバランスを行うタイミングとしては、

  1. 四半期、半年、1年、3年など一定の期間ごとに実施するパターン
  2. 当初の比率から10%以上のズレが発生など比率のずれをきっかけとして実施するパターン

がありますが、今回のタイミングは

  • 運用益が30%を超えたことをきっかけとして実施するパターン

になりますね。

 

今回のリバランスによって約40万円の税負担が発生しましたが、すっきりとしたポートフォリオに仕上げることができたので満足しています。

また、日経平均株価やS&P500、ナスダックが史上最高値を更新するなどのニュースを相次いで耳にすると、株価の上昇ムードに浮かれるよりは大暴落が近いのではと心配になる性質のFIRE父さんです。

リバランスによって現金比率を高めたため大暴落への耐性が高まり、大暴落時に買い向かえるようになりました。

 

さて、リバランスのタイミングは難しいものです。

FIRE父さんのように目先の税負担が気になってやるべきリバランスを先送りにしている方はこの記事を参考にリバランスを検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

「1億円投資」の運用益が3,000万円を突破したのでリバランスを決意

「1億円投資」資産評価額の推移

1億円投資を始めてから2年ほどが経過して、2024年2月で運用益が3,000万円を突破しました。

今年に入ってからのパフォーマンスはすさまじく、わずか2か月間で 1,000万円増えています。

 

さて、株式の売買では、利益確定と損切りをルール化せよ、という教えがあります。

例えば、

と自分でルールを決めたうえで、ルールに基づいて自動的に売買します。

 

ポートフォリオをリバランスするタイミングには「比率のズレが大きくなったら」という方法があります。

しかし、比率のズレというのはわかりづらいですよね。

株式の利益確定のように、評価額の増減に着目して

  • 評価額が30%以上上がったらリバランスする

というのもリバランスのきっかけとしてはありではないでしょうか。

評価額が大きく上がっていれば資産クラスごとの比率も大きくズレているはずですから、リバランスしないで放っておくよりはずっとマシですよね。

 

 

アセット・アロケーションのバランスが大きく崩れていたから「リバランス」は必要

バランスが大きく崩れてしまった

アセット・アロケーションを確認してみると、やはり大きくバランスを崩していました。

まとめると、

  1. 資産評価額は1億円から1億3,000万円に増加(30%増)
  2. 株式と債券(リート含む)の比率が「60:40」から「70:30」に変化
  3. 国内通貨と海外通貨の比率が「50:50」から「45:55」に変化
  4. 国内債券の比率が「17.5%」から「12.0%」に大きく下落

です。

 

なかでも問題なのは、国内債券の比率が12.0%にまで下がっていることでした。

これではリスク資産の比率が高すぎます。

しかも、国内債券に為替リスクはないとはいえ預金のような無リスク資産ではありません。

 

知らないうちにリスクが高すぎる状態に変化していたことがわかったため、リバランスが速やかに必要と判断しました。

 

 

リバランスするなら「アセット・アロケーション」も見直したい(リアロケーション

アセット・アロケーションを見直したい

リバランスをするにあたって、せっかくなら「アセット・アロケーション」も見直すことにしました。

なお、アセット・アロケーションを見直すことを「リアロケーションと呼びます。

 

アセット・アロケーションの見直しは、次のような考え方で行いました。

  1. 「株式比率 60%」を継続する
  2. 「国内通貨:海外通貨比率 50:50」を継続する
  3. 国内債券・国内リートを無リスク資産(預金)に変更する
  4. 円高トレンドへの転換が予想されるため、先進国債券・世界株式は買い増ししない

 

国内債券や国内リートは目先のパフォーマンスが優れなかったこともありますが、想定した以上にリスクが高いことがわかったため「無リスク資産(預金)」に置き換えることにしました。

具体的な資産クラスごとの金額は次のとおりです。

  • 世界株式 4,000万円
  • 国内株式 4,000万円
  • 先進国債券 2,000万円
  • 預金 3,000万円
  • 合計 1億3,000万円

 

ちなみに、NISAやiDeCoなどの非課税投資はこのアセット・アロケーションには含みません。 新NISA( 1,800万円)を含めて非課税投資はすべて全世界株式に投資しますから、非課税投資を含めた資産全体では株式比率や海外通貨比率はもっと高くなります。

 

 

アセット・アロケーションにしたがってリバランスを実行する

リバランス前とリバランス後のアセット・アロケーションの変化

次に、見直したアセット・アロケーションにしたがって実際にリバランスを実行しました。

リバランスの方法は、次のとおりシンプルです。

  1. 全世界株式のうち 1,200万円分を売却し、約400万円の利益確定
  2. 国内債券と国内リートをすべて売却し、約200万円の損失確定
  3. 約200万円(400万円ー200万円)の利益に対して約40万円の税負担が発生

 

3,000万円もの大金を預金して遊ばせておくのはもったいないと思いますが、無リスク資産の安心感は絶大ですね。

これで大暴落時にはリスク資産を買い増しすることができますから、大暴落を過度に恐れる必要はなくなりました

 

 

アセット・アロケーションの変化に合わせて「資金計画」を見直そう

運用益が3,000万円を突破し、アセット・アロケーションも大きく変化しました。

FIRE生活2年目に「資金計画」を見直しましたが、もう一度大きく見直しする必要があります。

 

見直し前の「FIRE生活2年目の資金計画」を確認する

見直し前の資金計画

総資産は「1億1,500万円」ありますが、ゆとり資金は「900万円」足らずでカツカツの資金計画と言えるでしょう。

ただし、生涯使わない資金を2,800万円確保しているため、いざというときの備えは十分にあります。

また、投資による運用益を見込んでいないためかなり保守的な資金計画になっています(運用損失が発生する場合もある)。

 

今回見直した「FIRE生活3年目の資金計画」とは

FIRE3年目に見直した資金計画

今回見直した「FIRE生活3年目の資金計画」は、

  1. 総資産が1億4,800万円に増えた(3,300万円アップ)
  2. FIRE後2年経過したため生涯の必要資金が2年分減った(700万円ダウン)
  3. ゆとり資金が4,900万円に増えた(4,000万円アップ)

ことが前提となります。

月日が経過するにつれて生涯の必要資金が減っていくのはありがたいですね。

 

資金計画のポイントは、

  1. 「1億円投資」の規模が 1億3,000万円に膨らんだ(3,000万円アップ)
  2. 生涯の必要資金 7,100万円は、インデックス投資 7,500万円を運用しながら売却して捻出する
  3. 預金 3,000万円(生活防衛資金 1,000万円を含む)を 1億3,000万円ポートフォリオに組み込んだ
  4. 新NISA 1,800万円は1億3,000万円ポートフォリオの対象外と整理した

です。

 

今回の見直しによって、新NISAの積み立て資金 1,800万円を預金で確保できたことが大きいですね。

これで2024年から2028年にかけての60か月の間、マーケットの環境にかかわらずたんたんと月30万円の積立投資を実行することができます。

新NISAの1,800万円はすべて全世界株式(オルカン)に投資しますが、ここ数年で大暴落が起こっても「新NISAではバーゲン価格で購入できる」と思えますから心の安寧につながりました。

 

ポートフォリオに対するもうひとつの視点

預金を除いたアセット・アロケーション(1億円)

ところで、1億円投資の運用益が3,000万円が突破したことから、預金3,000万円を含めて 1億3,000万円のポートフォリオを組みました。

しかし、もうひとつの視点から見ると

  1. 3,000万円の運用益を利益確定して、預金(無リスク資産)で確保
  2. 預金を除いた1億円をよりアグレッシブなポートフォリオに組み替えた

と捉えることもできます。

 

この場合、

  • 株式80%、債券20%
  • 国内通貨40%、海外通貨60%

となります。

株式が大暴落により50%ダウンした場合には、4,000万円のマイナスになりますから大ダメージを受けます。

しかし、3,000万円の利益を確定させているため、比較的傷は浅くてすみますね。

 

 

ゆとり資金の4,000万円増加を受けて「生涯資金計画」の見直しが課題

FIRE3年目の生涯資金計画

ゆとり資金が4,000万円増えましたから、FIRE生活2年目に見直した「生涯資金計画」をさらに見直しする必要があります。

おそらく贅沢費を100万円ほど上乗せして、贅沢費300万円に引き上げるのが妥当なのでしょう。

 

しかし、現在計画している贅沢費200万円を使い切ることができていないのに、金額だけ引き上げても仕方がない、と判断します。

FIRE3年目の生涯資金計画は「生涯の必要資金」の金額だけ7,800万円を7,100万円に置き換えて、他の金額はそのまま据え置きとしました。

生きているうちにお金を使い切ることを目指すFIRE父さんとしては不満が残りますが、しばらくは贅沢費200万円をしっかりと使い切ることを優先したい考えです。

 

 

「1億円投資」のリバランスまとめ

資産評価額の推移イメージ(高配当株式 元金1,500万円を除く)

ここまでで、1億円投資のリバランスについての説明は終わりです。

 

最後に、100歳までの資産評価額の推移イメージを確認してみましょう。

FIRE2年目に作成したものに、運用益3,000万円(オレンジ色)をポンと上乗せしてみました。

 

推移イメージの見方を説明しますと、

  1. 100歳まで生活防衛資金 1,000万円を預金(無リスク資産)で保有する(赤色)
  2. 新NISA 1,800万円を2024年から2028年の5年間で積み立てて、100歳まで売却せずに保有する(青色・水色
  3. インデックス投資はリバランスしつつ80歳までに定期的に売却する(緑色)
  4. 運用益3,000万円分のゆとりが生まれた(オレンジ色)

です。

 

・・・なんといいますか「FIRE失敗」を心配する時期は過ぎたかな、と。

FIRE(financial independence,retire early)を決意して早期リタイアしたときには、FIRE失敗の原因となる暴落スタートを心底恐れていました。

しかし、リバランスを終えた今は見える景色がぜんぜん変わっていて、こうして見るとFIRE失敗の不安は完全に払拭されています。

あとはどうやって生きているうちにお金を使い切るのかを本気で考えるステージだ、と心の底から思えるようになりました。

 

税負担が発生するので先延ばししていたポートフォリオのリバランスですが、やってみると見える景色が変わります。

数十万円、数百万円の税負担は軽くありませんが、この機会にポートフォリオのリバランスを検討してみてはいかがでしょうか。

 

最後まで、記事を読んでいただきありがとうございました。

fire5.hatenablog.com

 

 

 

クラウドワークスの確定申告を最少の労力で乗り切る方法(青色申告)

クラウドワークスの確定申告:損益計算書貸借対照表のイメージ

こんにちは、FIRE父さんです。

FIRE達成から2年目に当たる2023年。「事業所得で月5万円稼ぐ」を目標として、クラウドワークスで「ライター」として活動を開始しました。

残念ながら月5万円以上の条件はクリアできませんでしたが、事業所得で月1万円以上稼ぐことができました。

 

さて、2月15日から確定申告の時期が始まり、FIRE父さんもはじめて事業所得の確定申告を経験しました。

この記事では、FIRE父さんがどのようにして最小の労力で確定申告を乗り切ったかをまとめました。

 

なお、FIRE父さんは簿記の資格を取得してから数年の経理事務を経験していますが、税理士等の専門資格を有しているわけではありませんのでこの記事の内容は参考程度にとどめてくださいね。

 

<前提条件>

  1. 事業所得は、クラウドワークスでのライター報酬のみ
  2. 発注者1者から継続して受注。報酬からの源泉徴収はなし
  3. 報酬は楽天銀行の個人ビジネス口座(普通預金)へ出金し、当面引き出さない
  4. 青色申告特別控除65万円の適用を受けるため、複式簿記で記帳する
  5. 消費税免税事業者。インボイス発行事業者の登録はなし
  6. 確定申告は、e-Taxで電子申請する

 

 

 

クラウドワークスの確定申告に最低限必要な5つの勘定科目

最低限必要な5つの勘定科目(クラウドワークス)

まずは、クラウドワークスの確定申告に必要な勘定科目を洗い出したところ、次のとおりわずか5つの勘定科目で済みました。

 

  1. 売上高[収益]:収益は発注者からの報酬のみ
  2. 支払手数料[費用]:費用はクラウドワークスのシステム利用料と振込手数料のみ
  3. 普通預金[資産]:資金は個人ビジネス口座(普通預金)で管理し、現金は扱いません
  4. 売掛金[資産]:報酬は出金するまで売掛金として管理します
  5. 当期純利益(元入金)[純資産]当期純利益は期末に「元入金[純資産]」に振り替えます

 

「元入金」は個人事業ならではの勘定科目で、法人の「資本金」に相当します。

同じく個人事業ならではの勘定科目には「事業主貸」と「事業主借」がありますが、FIRE父さんは事業にお金を入れたり引き出したりする予定は当面ありませんから使用しません。

 

なお、次回は「受取利息[収益]」が発生する予定ですが、2023年中は楽天銀行普通預金に利息はつきませんでした。

 

クラウドワークスの確定申告に最低限必要な3つの仕訳パターン

最低限必要な3つの仕訳パターン(クラウドワークス)

複式簿記「仕訳」は欠かせません。

最低限必要な5つの勘定科目を組み合わせて、仕訳を行います。

 

発注者との間にクラウドワークスが入るため、次のとおり3つのタイミングで仕訳が必要になります。

  1. 受注した仕事の納品・検収(ワーカー→発注者)
  2. 報酬の支払(発注者→クラウドワークス)
  3. 報酬の出金(クラウドワークス→ワーカー)

それぞれ見ていきましょう。

 

(1)受注した仕事の納品・検収時の仕訳(ワーカー→発注者)

受注した仕事を納品・検収したときの仕訳は

 

(借方)売掛金  (貸方)売上高

 

として、売り上げを計上しました。金額はシステム手数料を含めた総額です。

 

売り上げを計上するタイミングには納品基準と検収基準のどちらかを選べますが、検収基準を採用することにしました。

検収基準では、納品時点ではなく発注者側の検収を終えたタイミングで売り上げを計上します。

なお、納品基準か検収基準か決めたら、頻繁にルールを変更することはできません。

 

(2)報酬の支払時の仕訳(発注者→クラウドワークス)

報酬が発注者からクラウドワークスに支払われたときの仕訳は

 

(借方)支払手数料  (貸方)売掛金  

 

として、システム利用料を費用に計上しました。

 

クラウドワークス公式HPの「報酬」メニューでは

「この画面は振込手数料・組戻手数料・システム利用料・クイック出金手数料の適格簡易請求書になりますので、大切に保存してください。」

とあり、画面には「報酬・返金・手数料確定日」として報酬支払日が表示されているため、クラウドワークスのシステム利用料はこのタイミングで発生すると考えられます。

 

なお、クラウドワークスのシステム利用料は

 

システム利用料(税込)=(報酬額(税込)×20%)×110%[報酬額が10万円以下の部分]

 

として算出できます。

消費税込みの報酬額に対して20%をかけた金額がシステム利用料(税抜)となり更に消費税が10%加算されるため、報酬額が10万円以下の部分についてのシステム利用料(税込)は報酬額(税込)の22%です。

 

(3)報酬の出金時の仕訳(クラウドワークス→ワーカー)

ワーカーがクラウドワークスから報酬を出金したときの仕訳は

 

①(借方)普通預金   (貸方)売掛金  

②(借方)支払手数料  (貸方)売掛金

 

としました。

売掛金を回収して普通預金に預ける、②振込手数料を費用として支払うという2つの取引が発生しています。

 

なお、楽天銀行に個人ビジネス口座を開設して、クラウドワークスからの振込先口座に登録しているため振込手数料は100円です。良心的な手数料ですね。

出金方式は「キャリーオーバー方式」を選択し、まとめて出金することで振込手数料を節約しています。

 

青色申告特別控除に最低限必要な帳簿は「総勘定元帳」と「仕訳帳」

最低限必要な2つの帳簿(クラウドワークス)

確定申告において青色申告特別控除(65万円・55万円控除)を受けるためには、複式簿記で記帳する必要があります。

必要な帳簿は、

  1. 主要簿:総勘定元帳、仕訳帳
  2. 補助簿:現金出納帳、売掛帳、買掛帳、経費帳、固定資産台帳など

です。

 

主要簿の「総勘定元帳」と「仕訳帳」は、そもそも複式簿記に不可欠な帳簿ですから必ず作成します。

なお、仕訳ができていれば、総勘定元帳と仕訳帳の作成は難しくありません。

 

補助簿については作成の必要性を感じないため、もし今後税務署から指導を受けたら作成しようと考えています。

補助簿の必要性を感じない理由は次のとおりです。

  1. 現金出納帳:楽天銀行個人ビジネス口座で資金を管理するため、現金を使用する予定がない
  2. 売掛帳:取引先がクラウドワークスだけであり、総勘定元帳で売掛金を管理できる
  3. 買掛金:買掛金は当面発生しない
  4. 経費帳:クラウドワークスのシステム利用料と振込手数料だけであり、総勘定元帳で経費を管理できる
  5. 固定資産台帳:固定資産を保有する予定はない

なお、実質的に盛り込みべき内容がないため、これらの補助簿を作成しようと思えば作成自体に手間はかかりません。

 

青色申告特別控除に最低限必要な決算書類は「損益計算書」と「貸借対照表

最低限必要な2つの決算書類(クラウドワークス)

青色申告特別控除(65万円・55万円控除)を受けるために必要な決算書類は、

  1. 損益計算書
  2. 貸借対照表

です。

 

なんとなく難しそうと思われるかもしれませんが、盛り込むべき内容が少なければ作成はとても簡単です。

正しく仕訳して総勘定元帳ができていれば、30分もあれば損益計算書貸借対照表が完成しますよ。

 

正確な金額は伏せますが、損益計算書貸借対照表のイメージは以下のとおりです。

 

最低限の損益計算書のイメージ

損益計算書では、期間中の収益と費用を明らかにしてその年の損益を算出します。

「売上高」と「支払手数料」の合計額がわかれば、次のとおり簡単に損益計算書が作成できます。

 

  1. 【収益】売上高 100,000円
  2. 【費用】支払手数料 22,100円(システム利用料22,000円、振込手数料100円)
  3. 【損益】当期純利益 100,000円 - 22,100円 = 77,900円

 

損益計算書の見方としては、

  1. 今年の「収益」は、ライター報酬で100,000円を稼いだ
  2. 今年の「費用」は、クラウドワークスへのシステム利用料と振込手数料で22,100円かかった
  3. 収益から費用を差し引いて、今年の利益は77,900円だった

という意味になります。

使用する勘定科目が少ないため、とてもシンプルですね。

 

最低限の貸借対照表のイメージ

貸借対照表では、年末時点の資産・負債・純資産の状況を明らかにします。

普通預金」と「売掛金」の合計額がわかれば、次のとおり簡単に貸借対照表が作成できます。

 

【資産の部】貸借対照表の左側)

  1. 普通預金 57,900円
  2. 売掛金 20,000円
  3. 資産の合計 77,900円

【負債の部】貸借対照表の右上)

 なし

【純資産の部】貸借対照表の右下)

  1. 当期純利益(元入金) 77,900円

 

貸借対照表の見方としては、

  1. 今年は利益を77,900円稼ぐことができた
  2. 年末の時点では、そのうち57,900円を普通預金に預けている
  3. 残りの20,000円は売掛金なので後日、クラウドワークスから出金する

という意味になります。

なお、純資産の部の「当期純利益」は年末の決算仕訳で「元入金」という勘定科目に振り替えます。

 

クラウドワークスの確定申告を最少の労力で乗り切る方法まとめ

クラウドワークスの確定申告まとめ

ここまで、クラウドワークスで稼いだ報酬について最少の労力で確定申告を乗り切る方法について説明してきました。

青色申告特別控除(65万円・55万円)のメリットはとても大きいですから、複式簿記で記帳して65万円控除を受けることが前提となります。

 

この記事のポイントは

  1. 5つの勘定科目だけでOK(①売上高、②支払手数料、③普通預金、④売掛金、⑤当期純利益(元入金))
  2. 3つの仕訳パターンでOK(①受注した仕事の納品研修時、②報酬の支払い時、③報酬の出金時)
  3. 必ず必要な帳簿は「総勘定元帳」と「仕訳帳」。いずれも正しく仕訳ができていれば、作成は難しくない
  4. 必ず必要な決算書類は「損益計算書」と「貸借対照表」。使用する勘定科目が少ないため、とてもシンプルな内容になる

でした。

 

ここまで整理できれば、e-Taxで必要な項目に入力して電子申請するだけです。

難しく思える「記帳」や「複式簿記」も一度仕組みを整えてしまえば、次の年からはぐっと手間が減ります。

クラウドワークスで仕事をはじめると仕事を軌道にのせるだけでも手一杯になりますから、確定申告にかける手間や費用は最小限に抑えて仕事に集中できるといいですね。

 

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

ジュニアNISAを活用して子どもの金融リテラシーを高める方法

ジュニアNISAを活用して子どもの投資教育を

こんにちは、FIRE 父さんです。

金融リテラシーのおかげで早期リタイアを実現できたFIRE 父さんですから、子どもにも金融リテラシーを高めてほしいと願っています。

 

今回の記事は「ジュニアNISAを活用して子どもの金融リテラシーを高める方法」がテーマです。

2023年末に廃止されたジュニアNISA制度。学資保険のように子どもの教育資金を貯めるための制度というイメージの強い「ジュニアNISA」ですが、実は「投資教育」として子どもの金融リテラシーを高めるために活用することができます。

 

今回の記事は、FIRE 父さんが我が子に語りかけるような文章でお届けします。

子どもの金融リテラシーを高めるためには、単なる知識を与えるだけではなく、親の想いや経験を伝えることが大切です。

この記事を参考にして、ぜひご自身の想いや経験を子どもに伝えてみてください。

 

 

 

人生100年時代を実感しつつ「複利のパワー」を知ってほしい

人生100年時代の「複利パワー」

今日は大事な話がある。「お金」の話だ。

唐突だけど、まずは簡単なクイズから始めるぞ。

 

  1. 生まれたばかりの赤ちゃんが100万円のお金をもらったとします
  2. その赤ちゃんは投資をして、毎年5%ずつお金を増やしました
  3. 赤ちゃんが100歳になった時にお金はいくらに増えているでしょうか?

 

答えを、次の中から選んでください。

 

 (1)270万円 (2)1,100万円 (3)5,000万円 (4)1億3,200万円

 

 

 

正解は「(4)1億3,200万円」です。

100年という長い時間をかけることで、100万円のお金が100倍以上(132倍)に育つんだ。

ちなみに、

  • (1)270万円:20年後
  • (2)1,100万円:50年後
  • (3)5,000万円:80年後
  • (4)1億3,200万円:100年後

です。

後半になるほど、増えるペースが爆発的に上がることがわかるね。

これがアインシュタインが「人生最大の発明」と読んだ複利のパワーだ。

 

ところで、「100歳までは長生きしないんじゃないかな」と思った?

実は、日本人の平均寿命は年々伸びているんだ。

人生100年時代」と言われるようになったから、今の子どもたちは100歳以上生きるのが当たり前と考えた方がよいかもしれないね。

 

若いうちに投資を始めることのメリットを知ってほしい

失う20年間はどちら?

では、次のクイズです。

 

  1. 20歳の時に100万円のお金をもらったとします
  2. 20歳から投資を始めて100歳までの80年間、毎年5%ずつお金を増やしました
  3. 0歳から始めた場合と比べて、100歳の時にどれくらい差が生じるでしょうか?

 

答えは、次のうちどちらでしょうか。

 

 (1)170万円 (2)8,200万円

 

 

 

正解は「(2)8,200万円」です。

0歳から20歳までの間に100万円が270万円に増えるから「(1)170万円」の差が生じると考えるのは誤り。

実際には、1億3,200万円(100年後)と5,000万円(80年後)との差額になるから「(2)8,200万円」が正解なんだ。

 

どう?

できるだけ早く投資を始めることで、人生の終盤には圧倒的な差がつくことがわかったよね。

投資でお金を増やすには

  1. 早く投資を始めて
  2. 長く投資を続ける

ことがコツだよ。

早く投資を始めても頻繁に売買を繰り返してはダメ。

適切な投資先を選んで、長く長く投資を続けることが大切なんだ。

 

サプライズ!ジュニアNISAをプレゼントする

ジュニアNISAのプレゼントです

できるだけ早く投資を始めた方が良いと聞いて焦ってしまったかな。

20年で8,200万円も違うのだから、焦る気持ちはわかるよ。

それとも、他人事(ひとごと)と感じたかな?

 

ここでサプライズがあるんだ。

実は、父さんはあなたが誕生してすぐお金をプレゼントしたんだ。

そして、こっそりと投資を続けてきた。

 

いくらプレゼントしたと思う? 次の中から選んでみて。

 

 (1)80万円 (2)100万円 (3)160万円 (4)400万円

 

 

 

正解は「(4)400万円」です。

父さんがあなたにプレゼントした金額は400万円だ。

 

100万円の4倍だから、

  • 20年:270万円×4=1,080万円
  • 50年:1,100万円×4=4,400万円
  • 80年:5,000万円×4=2億円
  • 100年:1億3,200万円×4=5億2,800万円

という計算になるね。

あなたが100歳になった時に5億円以上に増えている。

これは決して夢物語じゃないぞ。あるかもしれない未来だ!

 

18歳になって成人したら、使い方はあなたが決めるんだ。

どのようにお金を使うかはあなた次第だからね。

 

毎年5%ずつ増えるのは本当? ジュニアNISAの運用実績を伝える

ジュニアNISAの運用実績(2016-2023)

ところで、お金が毎年5%ずつ増えるって本当かな?

銀行に預金しても利息が1%もつかないのは知っているよね。

実は、株式に適切な方法で投資を行えば、毎年5%程度は増えると言われているんだ。

 

実際に、あなたの400万円がどう増えてきたかをグラフで見てみよう。

ちなみに、

  • 緑色の線は「投資額」。毎年80万円ずつ、5年間かけて合計400万円を投資した
  • 赤色の線は「年5%ずつ増える場合の金額」。赤色の線を実績が上回れば成功だ
  • オレンジ色の棒は「時価評価額」。実績を表している

 

グラフを見ると、2016年から投資を始めて2023年までの8年間で

  1. 400万円の投資額が680万円に増えている
  2. 投資額の1.7倍だから70%増えたことになる
  3. 赤色の線を大きく上回っているから、年5%以上増えている

ことがわかるね。投資は大成功だ。

しかし、これはうまくいき過ぎている。だから続かない。

 

もしあなたが将来投資を続けるつもりなら、次のことだけは必ず知っておくべきだ。

  • 株式への投資にはリスクがつきもの。損をすることがある。
  • 具体的には、10年に一度くらい大暴落が発生して50%くらい下落することをイメージするといい。
  • 下落するとすぐには戻らず、年単位の時間をかけてゆっくりと回復していく。
  • つまり、今回の70%程度の利益は簡単に吹き飛ぶかもしれない。
  • そのように大暴落を経て、長い期間では年5%ほどの水準で増えていくんだ。

短い期間では損をする可能性が比較的高いから、長い時間をかけてじっくりと増やしていく必要がある、ということだね。

一般的には、適当な投資商品を選んで15〜20年以上保有すれば、損をする可能性はほとんどないと言われているよ。

 

お金の使い道。教育資金について子どもと一緒に考える

社会人スタートの3つのタイプ

プレゼントしたお金は自由に使っていいと言ったけれど、実は大学に通うためには多額の費用がかかる。

だから、父さんはもともとは大学の費用として、お金をプレゼントしようと決めたんだ。

学費はかかるけれど、大学に通うことによって生涯賃金はむしろ増えるから大学には行ったほうがいいと考えているからね。

 

ところで、社会人としてスタートするとき、大きく3つのパターンがあることを知っているかい?

  1. 返済すべき奨学金(借金)を背負って社会人スタート
  2. 借金も蓄えもない社会人スタート
  3. 蓄えのある社会人スタート

の3つだ。

 

アメリカでは奨学金返済という重い負担を背負って社会人スタートするのが当たり前だし、日本でも奨学金を返済しながら働いている人は少なくない。

父さんは早期リタイアして好きに生きているから、教育資金くらいは負担して借金を背負わずに社会人スタートさせてやりたかったんだよ。

だから、プレゼントしたお金だから成人したら好きに使っていいけれど、できれば学費として使って欲しいな

 

 

 

・・・と、考えていた時期が父さんにもありました。

実はその後、考えを変えたんだ。

お金にゆとりのある社会人スタートを切らせてあげられないかな、と。

つまり、大学などの教育費は別に負担するから、幼い頃にプレゼントした400万円は自由に使って構わないということだよ。

 

でも、若いうちに大金を受け取ることが人生に悪影響を及ぼさないか心配もしている。

だから大学などの教育費をどちらが負担するかということは、お互いによく話し合って決めていきたい。

望まないお金を押し付けて、あなたの人生を台無しにするようなことはしたくないからね。

 

 

 

非課税投資のすすめ。税金や社会保険料負担は賢く抑える

非課税投資のすすめ

ここで、水を差すような話をしなければならない。

実は、投資で得た利益には税金がかかるんだ。税率は約20%。

100年後に5億円の利益が出るとすれば、1億円は税金として納めなければならない計算になる。

 

「20%も税金で取られるなんて高すぎる!」と感じるだろうが、日本の公的負担率は40%を超えているから実は20%という税率は優遇されている方なんだ。

とはいえ、税金や社会保険料の負担は賢く抑えることが大切だよ。

投資には、非課税投資制度があるからそれを活用しない手はないね。

 

そして、あなたにプレゼントした400万円は「ジュニアNISA」という非課税投資制度を利用しているんだ。

だから、これまでの利益は非課税だし、あなたが18歳まで、正確には高校3年の12月末までは非課税で投資を続けることができるよ。

18歳になると自動的に課税口座に移されるから、18歳からの利益には20%ほど課税されるから注意してね。

 

18歳になったら成人だから、あなたが自分の判断で資産を管理することになる。

もちろん、父さんも必要なアドバイスは惜しまないよ。

投資を続けるなら、NISA(少額投資非課税制度を利用するといい。

NISAはジュニアNISAと違って期限がないから、複利パワーを活かして長く、それこそ100歳まで非課税で運用を続けることだってできるんだ。

 

高校3年の1月からNISAを利用することができるようになる。

高校3年の1月は忙しい時期だろうけど、なるべくその年のうちにジュニアNISAの資産を売却してNISAに乗り換えることをおすすめするよ。

NISAの生涯投資枠は1,800万円だから、ジュニアNISAの売却収入は生涯投資枠の範囲内には収まるだろう。

だから、ジュニアNISAで育てたお金は生涯にわたってすべて非課税で運用を続けられる。

ただし、ジュニアNISAのお金は1,000万円前後には育っているだろうから、年360万円の非課税限度額の範囲で何年かかけてNISAに乗り換える必要はあるよ。

 

ジュニアNISAの投資戦略。何に投資するか?

ジュニアNISAの投資戦略

そういえば、ここまで投資戦略について説明していなかったね。

父さんの投資戦略はシンプルで、投資の最適解とも呼ばれる方法だよ。

 

  1. 全世界株式を対象とした低コストのインデックスファンドに投資して、
  2. そのまま売却せずに15〜20年以上運用を継続する

 

これだけ。一度投資したら、短期的な値動きは気にせずにじっくりと長期的な上昇を狙うやり方だね。

 

株式投資というのはお金を会社に提供することだから、全世界株式に投資することによって世界中の会社にお金が回るんだ。

自分が投資したお金が世界中の人々を豊かに、幸せにすると考えたら素敵じゃないかな。

 

ジュニアNISAの使い道。父としての願いを伝えて子どもに判断を委ねる

ジュニアNISAの使い道

最後に、お金の使い道について話そう。

あなたが18歳になるまでは親権者として父さんがジュニアNISAの資産を管理する。

しかし、18歳になり成人したらあなたが自分でお金をどのように使うのか判断しなければならない。

だから、何に使うのかはあなたの決断次第だけど、父としての願いや想いを伝えておくよ。

 

  • あなたにプレゼントした400万円のために、父さんは1年間余分に働いたことになるけどまったく後悔していない。あなたがうまく使えば「複利パワー」によって、あなたの人生は劇的に向上するからね。
  • あなたのお金は楽天証券で投資している。あなた名義の口座だから実際に見せてあげるよ。ただし、こまめにチェックするのはおすすめしない。値動きが気になって生活に支障が出る可能性があるからね。学生の間は、投資しているのを忘れているくらいでちょうどいいと思うよ。
  • 大学の教育費は負担するから「蓄えのある社会人スタート」を選択して欲しい。蓄えのある社会人は、①奨学金の返済がない、②リボ払いなどの借金をしなくて済む、③いざという時の備えがあるから不要な生命保険料を負担しなくてよい、など多くのメリットがあるんだ。
  • 18歳になったらジュニアNISAのお金はNISAに乗り換えてしばらくは運用を継続して欲しい。全世界株式を対象とした低コストインデックスファンドに投資するのがおすすめだ。35歳から40歳頃になれば大金に振り回されることもないだろうから、自分のライフプランに基づいて使うなり、増やすなりしてくれ。35歳から40歳頃までは「眺めるだけのお金」だ。大暴落の時期になっても落ち込んだりせずに、放っておけばいい。いずれは回復して上昇するだろうから投資の良い経験になる。
  • おすすめの使い方は、老後資金だ。ジュニアNISAの資産に手をつけなければ老後資金としては十分だろうから、自分で稼いだお金は使い切って人生を存分に楽しむといい。父さんはお金の使い方が下手だから、若いうちからお金を上手に使う訓練をした方がいいだろうな。死ぬまで貯めたお金を使わない人は存外多いものなんだ。
  • あるいは、父さんのように早期リタイア(FIRE)するのもいいだろう。人生100年時代だから100歳以上生きることを想定して素敵なライフプランを描いてくれよ。
  • 最後に、金融リテラシーを高める努力をして欲しい。マネーリテラシーが欠けていると不幸を呼び込むことになるからね。マネーリテラシーというと「投資」など難しいことを思い浮かべるけど、一番大切なことは「収入>支出」というライフスタイルを身につけることなんだ。収入が増えるとライフスタイル・インフレーションという罠が待ち受けている。インフレと同じように、ライフスタイルが落ち込まないように、過熱しすぎないようにバランスよく暮らすことがコツだよ。

 

【まとめ】ジュニアNISAを子どもの「投資教育」に活用する

子どもの投資教育まとめ

金融庁ではジュニアNISAを活用して子どもの金融リテラシーを高めることを期待していたようです。

やや長文ですが、金融庁HP「ジュニアNISAの使い方」の一部を抜粋してご紹介します。

 

「投資教育」

ジュニアNISAは子どもの投資教育にも活用できます。子どもが成長して一定の判断能力を備えるようになった後に、自分自身の口座が設けられていることで、早くから投資に関心を持ち、金融や投資の仕組みについて学ぶきっかけとなることが期待されます。また、投資にはリスクが存在するので、社会に出る前の早いうちから、金融や投資への理解や判断力といった、いわゆる「金融リテラシーを身につける上でも、ジュニアNISAは有用と考えられます。

金融庁HP「ジュニアNISAの使い方」より引用)

 

この記事を参考にして、子どもに親の想いや経験を伝えれば、子どもの投資教育としては十分なのではないでしょうか?

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

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