FIRE父さんは我が道を行く

FIRE生活も3年目。我が道を行けば、見える景色が変わります。働かなくても資産が増え続ける不思議を実感中

FIRE生活の長生きリスクには年金受給繰り下げで備える

資産を取り崩して生活するFIRE生活の最大のリスクは、長生きリスクでしょう。

具体的に、生涯資金計画をつくったことがある人はわかると思いますが、生涯資金計画で一番悩むのが、

 

いったい自分は、何歳まで生きるのだろうか?

 

ということ。

いろいろなパターンでシミュレーションしてみましたが、一番シンプルな答えは、

 

年金で生活資金の全てをカバーできれば、何歳まで生きても大丈夫

 

です。

年金で生活費をカバーできるのであれば、90歳どころか100歳まで、それ以上長生きしても安心です。望むまま長生きしましょう。

経済的自由のためにFIRE生活を送っているのに、長生きすると経済的に苦しくなる、長生きするモチベーションが下がる、というのは、本末転倒ですよね。

 

FIRE生活に朗報! 2022年の年金制度改正

これまでの年金繰り下げ受給は、65歳から70歳まで5年間の延長が上限でした。

それが、年金制度改正により、2022年4月から75歳まで10年間も延長できるようになりました。

年金繰り下げ受給のメリットは、1ヶ月受給を延ばすごとに0.7%ずつ受給額が増えることです。

つまり、

 5年×12月×0.7%=42.0%

だった割増率が、

 10年×12月×0.7%=84.0%

と2倍になる、ということです。

 

年金受給繰り下げによる年金収入の試算

これまでの生涯資金計画では、65歳から年金受給することを前提に年額1,700,000円と年金収入を見込んできました。

それが、年金受給繰り下げ制度を利用すると、以下のとおりとなります。

受給開始 年金額(年額) 割増率
65歳〜 1,700,000円 -
70歳〜 2,414,000円 42.0%
75歳〜 3,128,000円 84.0%
  • 70歳繰り下げにより、60歳で退職と同程度の受給額(月20万円)になります。
  • 75歳繰り下げにより、ゆとりのある生活(月25万円)を送れそうです。

 

生涯資金計画の見直し(長生きリスク対応)

2022年の年金制度改正に伴い、以下の方針で生涯資金計画を見直ししようと考えています。

  • 年金受給繰り下げにより、75歳から年300万円(月25万円)を受給し、年金で全ての生活費をカバーする。
  • 生活防衛資金として、別に2,000万円を確保する(75歳時点)。

 

ザクっとした計算では、

 400万円×25年(50歳から75歳)=1億円

となりますので、年金受給なしで75歳まで乗り切れる上、2,000万円以上の生活防衛資金を確保できそうです。