2022年4月に50歳でFIREを達成しました。
先月には退職金が入金されたため、退職金を含めてあらためてアセット・アロケーションを見直しました。
そして、長期投資資金を1億円に上方修正した上で、実際にポートフォリオを組んで投資を実行しました。
1億円のアセット・アロケーション(資産配分)
- 株式:債券=60%:40%
- 先進国通貨・新興国通貨:国内通貨=50%:50%
を原則とします。
株式の比率を50%から60%に引き上げて高いリターンを狙います。
一方で、為替が円高に振れた時のリスクを軽減するため、国内通貨の比率を50%まで引き上げます。
金額ベースでは、以下のとおりです。
- 先進国通貨・新興国通貨:国内通貨=5,000万円:5,000万円
- 株式:債券=6,000万円:4,000万円
1億円のポートフォリオ
アセット・アロケーションを参考に、次のとおりインデックスファンドを中心としたポートフォリオを組みました。
なお、今回追加で購入したのは以下の2つの投資信託のみです。
投資信託等 | 金額(円) | 資産構成割合 | |
---|---|---|---|
全世界株式 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 35,000,000 | 35.0% |
外国債券 | eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 17,500,000 | 17.5% |
国内株式 |
個別銘柄(高配当株) | 15,000,000 | 15.0% |
国内株式 | eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | 10,000,000 | 10.0% |
国内債券 | 明治安田日本債券ファンド | 17,500,000 | 17.5% |
国内REIT | eMAXIS Slim 国内リートインデックス | 5,000,000 | 5.0% |
合計 | 100,000,000 | 100.0% |
金額ベースでは、以下のとおりとなりました。
金利上昇局面にあって目先の債券のパフォーマンスが良くないため、国内債券の一部を国内REITに変更しました。
長期投資資金1億円の運用ルール
- 年3.5%程度の運用利回りを期待する(年当たり350万円程度の運用益)。
- 高配当株の配当金を除き、概ね10年間は資金の取り崩しはせず、複利運用する。
→10年後、60歳時点で4,000万円程度の含み益を想定 - 年1回程度、リバランスを実行する。
まとめ
今回のポートフォリオの見直しでは、リスク(年率)を11%から12%程度と見込んでいます。リスクを許容してやや積極型に舵を切りました。
50歳という年齢からすると株式の比率が高すぎる、リスクを取りすぎているという印象もありますが、実際にFIREを達成して次のように心境に変化がありました。
- 年金繰り下げ受給により70歳頃から年金受給開始すれば、公的年金(年240万円程度)だけで全ての生活費をカバーして、そこそこの暮らしはできそう。
- そういう前提なら70歳頃までに金融資産を使い切ってしまっても大丈夫なのでは。
- というか、70歳過ぎると男性は健康寿命が目前に迫ってくる。健康で体が自由に動くうちにいろいろ人生を楽しんだ方が良い。むしろ70歳頃までに金融資産を使い切るくらいの勢いで生きた方がQOL(生活の質)が向上しそう。
- もっと50代、60代で使えるお金は使って、人生をどんどん豊かにしていこう。それこそがFIREの醍醐味だよね。
- 「時間」と「健康」と「お金」すべてが揃うことの幸せを噛みしめながら、70歳頃までの約20年間を日々生きていこう。
- 金融資産2億円、3億円・・・と増えたらいいな。それくらいになったら生活水準も多少変わるよね。
【後日談】
2022年4月に早期リタイアしてから、1年5か月が経過した2023年9月に「リタイア後の1億円の運用方法」を振り返る記事を作成しました。
運用結果も公開しておりますので、興味のある方はこちらもご覧ください。
↓↓↓ FIRE父さん、1億円の運用戦略を振り返る。運用結果も公開します ↓↓↓