これまでに、65歳以降の資金として、長期投資資金7,000万円の運用ルールは決定済みです。
今回は、50歳から65歳までの資金計画を決めていきます。
50歳から65歳までの資金計画
基本的な考え方は、以下のとおりです。
- 50歳から65歳までの確保資金を4,500万円と見込む。
- 当面の生活費として、常時1,000万円は現金で残し、運用に回さない。
- それ以外の資産は、65歳までの期間、短期・中期で運用する。
- 65歳以降の資金は余裕を持って確保しているので、毎年300万円以上使い(ノルマ)、かつ、65歳までに確保資金4,500万円を使い切る。。
当面の生活費を現金で確保しておかないと、相場急落時、運用資金を取り崩して損を確定せざるを得ない事態となります。
FIRE生活中は、資産を取り崩しての生活となりますので、余裕を持って3年分の生活費を現金で確保していきます。
また、最後の「毎年300万円以上使う(ノルマ)」と「65歳までに確保資金4,500万円を使い切る」は、ひとによっては意味不明でしょうが、自分にとってはとても重要です。
お金を使うのが苦手(=ケチ)なので「お金を墓まで持っていく」ことが最大の無駄使いであることは理解していても、かなり意識してお金を使っていかないと、ケチケチ暮らしてしまうことが容易に想像できます。
当面の運用方法
FIRE生活、最初の5年間は安心してスタートを切りたいので、5年分の生活費1,500万円を現金で確保します。
運用方法 |
運用額 |
説明 | 収入 |
---|---|---|---|
現金 | 1,500万円 |
当面の生活費を現金で確保 |
ー |
高配当株投資 (日本株) |
1,500万円 |
高配当株(4%程度)により、現金収入を確保 | 60万円 |
インデックス投資 |
1,500万円 |
60歳までの中期投資として、インデックス投資により複利運用 |
生涯資金計画 バージョン1.3
以上を踏まえて、生涯資金計画を修正すると、以下のとおりになります。
年齢 |
必要資金 |
確保資金 | 説明 |
---|---|---|---|
50歳〜55歳 | 1,500万円 |
(300万円+60万円)×5年 |
配当60万円 |
55歳〜60歳 |
1,500万円 |
300万円×5年 | |
60歳〜65歳 |
1,500万円 |
300万円×5年+運用益 |
中期投資 |
65歳〜 |
4,550万円 |
7,000万円+運用益 | 長期投資 |
資金計画上、そんなに大きく稼ぐ必要はないので、高配当株投資や中期投資(インデックス投資)はリスクを取り過ぎないよう、売買のタイミングなど慎重に進めたいところです。