4月に予定どおりFIREを達成しました。
「まずは小さくスタートしよう」と節約して最初の一ヶ月を過ごしましたが、FIRE後にどのくらいの生活費がかかるのかイメージを掴むことができてきました。
しかし、定期的な給与収入がないことに萎縮してケチケチとFIRE生活を過ごすのでは本末転倒です。
経済的自由を手に入れたわけですから、使えるお金は使って人生をどんどん豊かにしていきましょう。
年金で全ての生活費をカバーする
お金を使い切って死ぬための最大のハードルは「いつ死ぬか?」あるいは「いつまで生きるか?」がわからないことです。
いつまでの資金を確保すれば良いかわからないため、余分に資金を確保しなければなりません。
そんな「いつ死ぬか問題」をクリアする方法があります。
受給する年金で全ての生活費をカバーすることです。年金で全ての生活費を賄うことができれば、何歳まで長生きしても生活費の心配はありません。
年金は繰り下げ受給により1ヶ月受給を延ばすごとに0.7%ずづ受給額が増える仕組みですから、全ての生活費をカバーできるようになるまで繰り下げ受給すればよいのです。
例えば、65歳以降の生活費で年240万円(月20万円)必要だったとしましょう。
65歳受給開始で年170万円の場合、5年繰り下げして70歳から受給すれば、割増率が42.0%となり年241.4万円の年金受給となります。
年金受給開始までにお金を使い切る
年金で全ての生活費をカバーできるわけですから、年金受給開始までにお金を使い切ってしまえばお金を使い切って死ぬことができます。
50歳でFIRE達成、年金繰り下げ受給により70歳から年金受給開始するケースであれば、
- 金融資産6千万円でFIREなら、年300万円×20年
- 金融資産8千万円でFIREなら、年400万円×20年
- 金融資産1億円でFIREなら、年500万円×20年
- 金融資産1億2千万円でFIREなら、年600万円×20年
- 金融資産1億4千万円でFIREなら、年700万円×20年
が使っていいお金の目安になるでしょう。
まとめ
必ずしもお金を使い切って死ぬ必要はありませんが、このくらいまでお金を使っても大丈夫という目安にはなるのではないでしょうか。
なお、計算上、50歳から年金受給開始(例えば70歳)までの運用益は見込んでおりません。
運用益分は年金受給開始後のゆとり資金として活用する、と整理するのがシンプルだと考えます。