こんにちは、FIRE父さんです。
前回の記事では、
- FIRE1年目は節約を意識して暮らした。
- 家計簿をしっかりつけて
- 生活費を精査したら
- 生涯で必要な資金が5,100万円も減った。
という話をさせていただきました。
実は、FIRE父さん。
退職金が思ったよりも多くもらえたこともあり、退職前後で高配当株や優待株を買い増ししました。
前回の記事では、配当金は含めずにライフプランシミュレーション(生涯資金計画)を見直しました。
今回は、配当金を含めてマネープランを見直しますが、どのくらい収支は改善するでしょうか。
FIRE父さんの高配当株・優待株戦略
FIRE父さんは、これまで長期のインデックス投資により資産を形成してきました。
複利効果を最大化するために分配金なしの投資信託を選んで投資を行ってきましたから、配当金を目的に投資をしたことはありませんでした。
しかし、FIRE生活に入るとこれまでのように給料で定期的な現金収入を得ることはできなくなります。
少しは現金収入もあった方が心の安定につながるだろうと考え、退職前後に高配当株式(と優待株)を購入しました。
FIRE父さんの高配当株戦略
高配当株式に求める条件は、次のとおりでした。
結果として、1,200万円の資金で年間60万円の配当金が見込める高配当株を購入することができました。
増配を優先すると配当利回りが低下するため、増配はあまり気にしませんでした。
FIRE父さんの優待株戦略
FIRE生活に入ると、お金の心配で外食控えをしてしまう心配がありました。
FIRE後も「お金の心配なく外食を楽しみたい」と考えた結果、食事券がもらえる優待株を取得することにしました。
300万円の予算で優待株を取得し、食事券など10万円相当の優待をもらっています。
前回のマネープラン(節約型・配当なし)を振り返る
FIREを決断したときのマネープランから
- 65歳までの生活費を月5万円カット(25万円→20万円)
- 65歳からの生活費を月10万円カット(25万円→15万円)
した結果、必要な資金は5,100万円も減りました。
それでも、生涯で3,600万円の収支不足額が発生していますね。
FIRE2年目のマネープラン(節約型・配当あり)とは
年間60万円の配当金を収入として見込みました。
これまで金融資産の運用益は収入としてカウントしていなかったため、配当収入を見込むことで生涯の収支が劇的に改善しました。
年60万円×50年=3,000万円
ですから、3,000万円も収支を改善する効果があります。
内訳としては、
- 65歳までの収支不足額が3,600万円から2,700万円に減った(収支改善900万円)
- 65歳以降は収支不足はなかったため、2,100万円のゆとりが生まれた(収支改善2,100万円)
です。
投資資金1,500万円が生涯にわたり拘束されてしまうことを考えても、3,000万円は十分な収入ですね。
ただし、配当収入を50年間にわたって安定して得ていくことができるのか、という点については疑問が残ります。
高配当株式の構成銘柄を見直して、安定して配当収入を得られるような、あわよくば増配により配当収入を増やして行けるようなかたちにしていきたいところです。
まとめ
今回は、配当金60万円を含めてマネープランを見直しましたが、100歳まで配当収入を見込んだところ収支改善額は3,000万円になり、劇的に収支は改善しました。
見直し後の収支不足額は、
- 65歳までの収支不足は2,700万円
- 65歳から100歳までは収支不足なく、2,100万円のゆとり
となり、65歳から100歳までを通算するとなんと収支不足額600万円で収まりました。
高配当株を保有することにより投資資金1,500万円が生涯にわたり拘束されることを加味しても、「えっ! こんな金額でFIREってできちゃうの!?」とびっくりしてしまう金額ですね。
FIREを決断したときの生涯資金計画では、生涯の収支不足額は8,700万円でした。
FIRE2年目の生涯資金計画では生涯の収支不足額は600万円となり、FIRE前後で生涯の収支不足額が8,000万円以上変わってしまいました。
節約して暮らしていくだけであれば、FIREのハードルは高くないのだ、とあらためて気づきました。
ところで、今回まで節約して暮らしていくことを前提としてマネープランを見直してきました。
生涯の収支不足額が劇的に改善するという結果になりましたが、それはつまり死ぬまでに使わないお金が増えた、ということでもあります。
FIRE父さんは『DIE WITH ZERO』という本のタイトルによって、お金を使わないで死ぬことは最大の無駄遣い、ということに気づきました。
そして、お金を使い切ってから死ぬことが理想的と考えるようになりました。
今後は、お金を上手に使い切ることを目標としてマネープランを見直していきます。
そのうち見直したマネープランを記事にしますので、そちらもぜひご覧ください。