FIRE父さんは我が道を行く

FIRE生活も3年目。我が道を行けば、見える景色が変わります。働かなくても資産が増え続ける不思議を実感中

FIRE達成者が1億円を運用します。1億円ポートフォリオの運用成績は?(22年7月末)

こんにちは、FIRE父さんです。

今年4月にFIREを達成してから、退職金を含めて1億円を運用しています。

 

7月の運用成績は

242万円のプラス(前月比+2.35%)でした。

 

通算損益は522万円のプラスとなり、

総資産額は1億522万円に増えました。

 

1億円ポートフォリオの総資産額の推移



「1億円ポートフォリオ」の運用成績(商品別)

それでは
内訳を見ていきましょう!

 

商品の種別を問わず好調な月でした。

 

中でも、高配当株(国内株式)の好成績が目立っています。

高配当株は通算損益のほかに

上半期だけで約30万円の配当金を生み出してくれました。

 

  投資信託 評価額 通算損益
全世界株式 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 37,733,531 2,733,531
国債 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 18,183,991 683,991

国内株式

個別銘柄(高配当株) 17,188,000 2,188,000
国内株式 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均 10,310,969 310,969
国内債券 明治安田日本債券ファンド 16,684,789 ▲815,211
国内REIT eMAXIS Slim 国内リートインデックス 5,114,151 114,151
合計   105,215,431 5,215,431

 

 

国内株式(高配当株)の配当収入

6月と12月に配当収入が集中するため、7月の配当収入はありませんでした。

 

  2022年7月 2022年合計
配当収入 0円 322,060円

 

 

 

【参考】FIRE達成者の「1億円ポートフォリオ」とはどんなもの?

アセット・アロケーション(資産配分)の基本的な考え方は、

  • 株式:債券=60%:40%
  • 国内通貨比率50%程度

としましたが、実際には、次のポートフォリオにて1億円の投資を行っています。

なお、リスク(年率)は11%から12%程度と見込んでいます。

  投資信託 投資額(円) 資産構成割合
全世界株式 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 35,000,000 35.0%
国債 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 17,500,000 17.5%

国内株式

個別銘柄(高配当株) 15,000,000 15.0%
国内株式 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均 10,000,000 10.0%
国内債券 明治安田日本債券ファンド 17,500,000 17.5%
国内REIT eMAXIS Slim 国内リートインデックス 5,000,000 5.0%
合計   100,000,000 100.0%
  1. 全体で年3.5%程度の運用利回りを期待する(年当たり350万円程度の運用益)。
  2. 国内株式(高配当株)は、年4%程度の配当利回り(年当たり60万円程度の配当)を期待する。
  3. 高配当株の配当金を除き、概ね10年間は資金の取り崩しはせず、複利運用する。
    →10年後、60歳時点で4,000万円程度の含み益を想定
  4. 年1回程度、リバランスを実行する。

100万円あればFIREできる!?時間を味方につけ過ぎる超長期投資術とは

あかちゃん

こんにちは、

FIRE父さんです。

 

FIRE生活もはや4か月目に突入。

眉間のシワもだいぶ良い感じにほぐれてきました。

 

今日は、

人類最大の発明

とも言われている「複利」の力を感じていただきたいと思います。

 

複利」は短い期間では力を発揮することができません。

でも時間が経てば経つほどその力を発揮して

いつの間にか爆発的な成長を遂げているのです。

 

複利」は運用する期間が長ければ長い方がよい。

では、複利の効果を最大限に発揮するためにはいつ運用を始めれば良いか?

 

そうです。

生まれた瞬間です。

 

・・・ということで、
子どもが生まれてすぐに
子どもに100万円を贈与するケースについて考えていきます。


その100万円を使って超長期で運用したら

果たして子どもはいつFIREを達成できるでしょうか?

 

 

 

時間を味方につけ過ぎる超長期投資術のやり方

「子どもが生まれたから、さっさく投資資金を贈与しよう!」

と考えついて実行する方は少ないと思います。

しかし、やり方そのものはとてもシンプルです。

  1. 子どもが生まれた瞬間、子どもに100万円を贈与する
  2. 子ども名義で証券口座を開設する
  3. 全世界株式を対象としたインデックス投資信託(無配当)を100万円で購入する
  4. 人生100年時代、いつまでもほったらかしておく

以上です。

無配当の投資信託を買うので放っておいても複利で運用されます。

お金に少し余裕があって
投資経験のある方なら簡単に実行できることですね。

 

超長期投資術による資産額の推移予測

資産額の推移予測

債券をポートフォリオに含まない
全世界株式100%の投資ですから5%のリターンを想定します。

 

0歳 100万円

無事、子どもが生まれました。おめでとうございます。

これで子どもの証券口座が作れますし、子どもに贈与もできます。

時間を味方につけるためにさっそく100万円を子どもに贈与しましょう!

証券口座は子ども名義で開設します。

当たり前ではありますが、あかちゃんは手続きできませんし資産を運用できません。

親権者の立場で手続きを進めます。

10歳 162万円

10歳になりました。

金額が大きいのでまだ子どもには贈与のことは説明できませんね。

金融リテラシーは少しずつ身につけていってほしいところです。

20歳 265万円

成人し20歳になりました。

親権者は卒業しています。

この段階では名実ともに子どもの財産ですから
子どもが無駄遣いせず資産を育てていってくれるのを祈るばかりです。

教育資金に充てたいところですが、グッと我慢!

30歳 432万円

30年が経過し資産も育ってきました。

車は自分の稼いだお金で買ってほしい。

40歳 703万円

住宅資金に使ってもいいかも?

50歳 1146万円

40代後半で1,000万円の大台を突破しました。

しかし、想定外に運用成績が好調であれば別ですが
100万円の投資資金だけで50歳でのFIREは難しそうです。

超長期投資を実行することで金融リテラシーがあがったことで
別のところでがんばってFIRE達成ということはあるかもしれませんね。

60歳 1867万円

60歳でこれだけあれば早期退職できるかもしれません。

FIREと呼べるかは微妙なところですが、
そのとき70歳まで働くことが当たり前の社会であれば10年前倒しのリタイアになります。

70歳 3042万円

この辺りからはグングン資産額が増えていきます。

80歳 4956万円

90歳 8073万円

100歳 1億3150万円

90代後半で1億円の大台を突破しました。

人生100年時代ですから、必ずしも非現実的な話でもないでしょう。

ですが大金を残して人生を終えても仕方ないので

どこかのタイミングで上手にお金を使ってほしいとは思います。

まとめ

実は、ジュニアNISAという類似の制度が現実にあります。

ジュニアNISAは進学や就職に向けての準備金として使用することを期待されていますが
「子どもに贈与して投資する」という入り口のところは全く同じです。

 

ジュニアNISA制度で運用している投資資金は
教育資金として使いたいでしょうがそこをグッと我慢して

時間を味方につけ過ぎる超長期投資術

の投資資金として使ってみてはいかがでしょうか?

 

子どもがいつかFIREを達成できるかもしれませんよ。

FIRE達成者が1億円を運用します。1億円ポートフォリオの運用成績は?(2022年6月末)

2022年4月に50歳でFIREを達成しました。

長期投資資金として、退職金を含めて1億円を運用しています。

「1億円ポートフォリオ」の運用成績

2022年6月末時点では、運用損益 +2,803,536円(運用利回り +2.8%)です。

 

国内債券(明治安田日本債券ファンド)の下落幅は想定外でした。

「ほぼ現金と同じだろう」とリスクを低く考えすぎていたようです。

 

  投資信託 評価額 損益
全世界株式 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 36,621,204 1,621,204
国債 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 17,913,680 413,680

国内株式

個別銘柄(高配当株) 16,752,920 1,752,920
国内株式 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均 9,941,342 ▲58,658
国内債券 明治安田日本債券ファンド 16,602,670 ▲897,330
国内REIT eMAXIS Slim 国内リートインデックス 4,971,720 ▲28,280
合計   102,803,536 2,803,536

 

 

国内株式(高配当株)の配当収入

6月にまとまった額の配当収入がありました。

3月決算の会社が多いので、6月と12月に配当収入が集中するようです。

 

  2022年6月 2022年合計
配当収入 315,910円 322,060円

 

FIRE達成後の現金収入は、本当にありがたいですね。

 

FIRE達成者の「1億円ポートフォリオ」とはどんなもの?

アセット・アロケーション(資産配分)の基本的な考え方は、

  • 株式:債券=60%:40%
  • 国内通貨比率50%程度

としましたが、実際には、次のポートフォリオにて1億円の投資を行っています。

なお、リスク(年率)は11%から12%程度と見込んでいます。

  投資信託 投資額(円) 資産構成割合
全世界株式 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 35,000,000 35.0%
国債 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 17,500,000 17.5%

国内株式

個別銘柄(高配当株) 15,000,000 15.0%
国内株式 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均 10,000,000 10.0%
国内債券 明治安田日本債券ファンド 17,500,000 17.5%
国内REIT eMAXIS Slim 国内リートインデックス 5,000,000 5.0%
合計   100,000,000 100.0%
  1. 全体で年3.5%程度の運用利回りを期待する(年当たり350万円程度の運用益)。
  2. 国内株式(高配当株)は、年4%程度の配当利回り(年当たり60万円程度の配当)を期待する。
  3. 高配当株の配当金を除き、概ね10年間は資金の取り崩しはせず、複利運用する。
    →10年後、60歳時点で4,000万円程度の含み益を想定
  4. 年1回程度、リバランスを実行する。

50代からの肉体改造。脂肪は減った、体重は思うように増えない

FIREしたら肉体改造

こんにちは、FIRE 父さんです。

早期リタイア後にやりたかったことのひとつが、肉体改造です。

 

ボディビルダーのような筋肉ムキムキの身体を目指すわけではありません。

怪我をしにくい柔軟なボディと、なにより健康な身体になりたいのです。

とはいえ、あわよくば憧れの「細マッチョ」も狙っていきますよ。

 

ちなみに、「細マッチョ」とは

の要件を満たせばよいとのこと。

FIRE父さんのBMIは標準の22に近いので、体脂肪率を15%以下まで下げていければ、細マッチョの仲間入りですね。

 

 

 

50代からの肉体改造の方法

週150分の有酸素運動

病気を遠ざけ健康に生きるための運動として最初に取り組むべきなのは、ズバリ有酸素運動です。

WHO(世界保健機関)の『身体活動・座位行動ガイドライン』でも、まずやるべきこととして「週150分以上の有酸素運動(運動以外の有酸素活動も含む)」が推奨されていますからね。

 

リタイア前は定期的に運動する時間を確保することが難しかったですが、早期リタイアしてからは家族のいない昼間に自宅でエクササイズを楽しんでいます。

 

具体的には、

  • 平日(午前中)30分の運動を習慣化 → 30分を週5回なので週150分を確保
  • ウォーキング・エアロビクスのプログラム

をやっています。

YouTubeで動画を視聴しながらダイニングで運動しているんですけど、スポーツクラブと違って周囲の目を気にせず思いっきり楽しめるのでFIRE父さんには合っているみたいです。

 

 

肉体改造の効果検証(体重体組成計の測定結果比較)

それでは、エクササイズの効果を確認していきましょう。

ベルトが緩くなっており、ウエストが目に見えて細くなっているので結果が楽しみです。

 

昨年11月にオムロンの体重体組成計で測ったデータがありますので、ビフォー・アフターで比べてみます。

ちなみに、昨年11月に設定した目標は「運動をして、骨格筋の減少を抑え、基礎代謝を維持する」で、具体的には以下のとおりです。

  1. 体年齢は、実年齢マイナス10歳を維持する
  2. そのために、骨格筋率を「やや高い」以上に引き上げる
  3. 理想体重(BMI:22、体重64kg)まで体重を増やす

筋肉は脂肪より重いので、骨格筋率を上げていくうちに、体重も自然と理想体重に近づいていくと考えていました。

 

 

さっそくオムロンの体重体組成計に乗って実測してみました。

身体が軽くなり、しなやかに動けている実感はありましたが、数値も大きく改善しています。

  • 体重は増えずに逆に2kg近く減りました。
  • 体脂肪率は2.3%も下がり「やや高い」から「標準」に改善しました。
  • 男性は落ちやすいと言われる内臓脂肪は、ストンとLv6からLv5に落ちました。
  • 基礎代謝は少し減ってしまいました。
  • 骨格筋率は2.4%も上がり「標準」から「やや高い」に改善しました。
  • BMIは少し下がってしまいました。
  • 体年齢は4歳も下がって改善しました。
  2021年11月 2022年6月 目標
体重 61.6kg 59.4kg 64kg(理想体重)
体脂肪率 21.0%(やや高い) 18.7%(標準) 15.0(「標準」の中央値)
内臓脂肪 Lv6(標準) Lv5(標準) Lv5(「標準」の中央値)
基礎代謝 1,484kcal 1,465kcal 1,480kcalを維持
骨格筋率 34.4%(標準) 36.8%(やや高い) 35.8%以上(「やや高い」以上)
BMI 20.8(標準) 20.1(標準) 22(理想体重)
体年齢 38歳 34歳 実年齢マイナス10歳

骨格筋率を上げていくうちに体重も自然と理想体重に近づいていくと考えていましたが、骨格筋率は大きく上がったのに体重は逆に2kg近くも減る結果となりました。

 

肉体改造の今後の方向性は「カラダを大きくする」

体脂肪率」「内臓脂肪」「骨格筋率」「身体年齢」いずれも数値が改善しており、概ね目標どおりの結果がでています。

一方で「体重」が2kg近く減り、その結果として「基礎代謝」や「BMI」が少し下がってしまいました。

 

以上を踏まえて、今後の肉体改造は次のように進めたいと思います。

  • 有酸素運動を中心とした毎日のエクササイズは継続する
  • 筋肉トレーニングを週2回程度行う。
  • 健康的に太るため、タンパク質を中心に摂取カロリーを増やす。

 

 

FIRE達成者が1億円を運用します。1億円ポートフォリオの運用成績は?(2022年5月末)

2022年4月に50歳でFIREを達成しました。

長期投資資金として、退職金を含めて1億円を運用しています。

FIRE達成者の「1億円ポートフォリオ」とはどんなもの?

アセット・アロケーション(資産配分)の基本的な考え方は、

  • 株式:債券=60%:40%
  • 国内通貨比率50%程度

としましたが、実際には、次のポートフォリオにて1億円の投資を行っています。

なお、リスク(年率)は11%から12%程度と見込んでいます。

  投資信託 投資額(円) 資産構成割合
全世界株式 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 35,000,000 35.0%
国債 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 17,500,000 17.5%

国内株式

個別銘柄(高配当株) 15,000,000 15.0%
国内株式 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均 10,000,000 10.0%
国内債券 明治安田日本債券ファンド 17,500,000 17.5%
国内REIT eMAXIS Slim 国内リートインデックス 5,000,000 5.0%
合計   100,000,000 100.0%
  1. 全体で年3.5%程度の運用利回りを期待する(年当たり350万円程度の運用益)。
  2. 国内株式(高配当株)は、年4%程度の配当利回り(年当たり60万円程度の配当)を期待する。
  3. 高配当株の配当金を除き、概ね10年間は資金の取り崩しはせず、複利運用する。
    →10年後、60歳時点で4,000万円程度の含み益を想定
  4. 年1回程度、リバランスを実行する。

 

「1億円ポートフォリオ」の運用成績はどうなっている?

5月の下落でマイナス・スタートを覚悟しましたが、なんとか5月末に値を戻してくれました。

2022年5月末時点では、運用損益 +3,203,922円(運用利回り +3.2%)です。

  投資信託 評価額 損益
全世界株式 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 36,803,590 1,803,590
国債 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 17,514,935 14,934

国内株式

個別銘柄(高配当株) 16,548,250 1,736,845
国内株式 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均 10,140,619 140,619
国内債券 明治安田日本債券ファンド 16,975,137 ▲524,974
国内REIT eMAXIS Slim 国内リートインデックス 5,032,908 32,908
合計   103,015,439 3,203,922

 

国内株式(高配当株)の配当収入は次のとおりです。

  2022受取済 累積額
配当収入 6,150円 6,150円

 

6月には、まとまった額の配当収入を見込んでますので楽しみです。

FIRE達成後の現金収入は、本当にありがたいですね。

【究極の節約術】スカンピン(素寒貧)で死ぬためのライフプランの作り方

究極のむだづかいは貯めたお金を使わずに死ぬこと

節約して貯めたお金のほとんどを使わずに老後を過ごし、そして死んでいく。

電気をこまめに消したり、スーパーで特売の食材を買ったり、日々コツコツと節約に取り組んできた結果としては、あんまりではないでしょうか。

最近では、節約してお金を貯めて、本業・副業で収入を増やして、投資で資産を増やして‥‥‥と中長期的な資産形成に取り組んでいる方も多いことでしょう。

そんな長年の努力の結果、ほとんどのお金を使わないまま死んでしまったらどうでしょう?

もちろん「安心を買ったのだ」と前向きに捉えることができる人も多いことでしょう。

でも、「もったいない。もっと有効に使える場面はあったのに」「あくせく働いて、そんなに稼ぐ必要なかった」と後悔する人も少からずいるはずです。

本記事では、スカンピン(素寒貧)で死ぬことをポジティブに捉えて、しっかりとしたライフプランを作り込んでいくための考え方をまとめました。

もちろん「宵越しの金は持たない」などとお金に無頓着に暮らして、スカンピンで野垂れ死ぬことを推奨するものではありません。

 

FIRE 達成者は必然的にライフプランを練り込んでいる【自己紹介】

今年の4月に50歳でFIRE を達成しました。

好きな言葉は「コスパ」。

むだづかいが嫌いで、貯蓄率の異常な高さがFIRE 達成の原動力になったほどです。

 

そして、FIRE を実際に行動に移すために、ライフプランを練り込んでいます。

FIRE を達成したつもりが長い人生の途中で資金が枯渇した、となったら泣くに泣けないですらね。なお、ここでいうライフプランとは、生涯のマネープランとほぼ同義です。

家族にライフプランのプレゼンをしてダメ出しを受けるたびに新たな気づきがあり、ライフプランに対する理解も深まりました。

 

最近、「DIE WITH ZERO(ゼロで死ね。)」というパワーワードに触れて、人生観が大きく揺さぶられました。

お金を使わずに死ぬなんて、言われてみれば「すごく、もったいない」し、「コスパ最悪」だし、「究極のむだづかいだよね」と感じてしまったのです。

そうして、死ぬときにお金を使い切る前提でライフプランを見直してみると多くの発見がありました。

 

スカンピン(素寒貧)で死ぬためのシンプルな方法

(1)年金受給開始後は公的年金(終身年金)の範囲で生活する

公的年金は終身年金ですから、公的年金の範囲で生活できれば何歳まで長生きしても生活費の心配はありません。

年金受給開始を繰り下げることで受給額を割増することができるため、必要な受給額になるまで受給を繰り下げましょう。

年金受給開始の年になったら「楽隠居」というイメージですね。

(2)年金受給開始(楽隠居)までにお金を使い切る

健康寿命を意識しつつ、お金を有効に使い切りましょう。

生涯のマネープランを作成しそれを定期的に見直すことは全ての人におすすめですが、年金受給開始までにお金を使い切るためにはマネープランの作成は必須となります。

その際、終期のわからないマネープランを作成するのは難しいので、年金受給開始までと期間を区切ることでマネープランが作りやすくなります。

 

年金受給開始(楽隠居)までにお金を使い切る方法

(1)節約し過ぎない

生活の満足度を下げない程度の節約はむしろ積極的に続けましょう。

一方で、「節約」が常に頭の片隅にあって行動に自然とブレーキがかかってしまうような状態は望ましくありません。

「節約しなければ」という呪縛から解放し、使うべきお金は予算の範囲でどんどん使っていきましょう。

(2)稼ぎ過ぎない

50代で早期退職できないか検討しましょう。

マネープランを精査すれば、50代で早期退職とまでは行かなくても65歳までお金のために働き続ける必要はないかもしれません。

セミリタイヤ(FIRE )して、50代以降はゆるく働くという選択肢もあるでしょう。

(3)リスクを取り過ぎない

お金を使い切るとは言っても、資産運用の失敗により損失を出して資産が枯渇してしまった、という事態は極力避けなければなりません。

リスクを取り過ぎるとボラティリティが大きくなるため、計画的にお金を使い切ることが難しくなるという側面もあります。

特に、期間の後半は必要以上に大きなリターンを狙うことはやめましょう。

(4)(必要な資産を形成した後は)資産を取り崩す

どこかのタイミングで、これまで増やしてきた資産を取り崩しましょう。

とはいえ、資産を取り崩すのは何かしら人間の本能に反する行為のようで「言うは易く行うは難し」です。「理屈ではわかってるんだけど‥‥」というやつですね。

しかし、この本能を乗り越えることができなければ、「あー、ほとんどお金使いきれなかったなー」と死んでいくことになるでしょう。

本能に流されず、資産を取り崩す勇気を振り絞るために、次のように繰り返し自分に言い聞かせましょう。

  • ○○歳(繰り下げ後の年金受給開始年齢。例えば70歳)になったら年金で楽隠居だから生涯お金の心配はいらなくなる。
  • だから、○○歳(年金受給開始年齢)まで資産が保てばいい。
  • 健康で楽しめるうちに、資産を取り崩して、どんどん人生を豊かにしていこう。

(5)お金を有効に使う

マネープランを精査すると、1年間に使えるお金が決まってきます。

思っているより多くのお金を使えることも多いのではないでしょうか。

決まったら、年単位でお金を使い切っていきましょう。

月単位だと細か過ぎるし、大きな支出が難しくなりますから、年単位くらいが適当と考えます。

何にお金を使ったらいいのか、というのはなかなか難しいですが、これまでの節約志向から「(むだづかいはしないけど)お金を上手に使う」に切り替えていくことになります。

例えば、子供が60歳前後で相続してもお金の価値を十分に引き出せないという考え方もありますから、早い時期に子供に贈与して住宅資金や教育資金などに使ってもらうというのも有効なお金の使い方かな、と思います。

 

死ぬときに後悔しないために

死ぬときに後悔するとしたら、どんなことでしょうか?

  • 他人の目を気にし過ぎて、自分のやりたいことをできなかった
  • 仕事ばかりの人生だった
  • 家庭や家族をもっと大事にすればよかった
  • 健康にもっと気をつければよかった     など

ストレートに「貯めたお金をもっと使えばよかった。もったいなかった」と後悔する人は少ないかもしれません。

しかし、お金を貯めるために「仕事ばかりの人生」だった。そのために「家庭・家族に割く時間が少なかった」「やりたいことをやる時間が捻出できなかった」という人は多いのではないでしょうか。

死ぬときに後悔しないために今できること、それは「スカンピン(すかんぴん)で死ぬこと」だというつもりはありませんが、ライフプラン(生涯のマネープラン)を真剣に作ってみることは人生の選択肢を増やすことにも繋がりますし、強くおすすめします。

リタイヤ後の1億円の運用方法(FIRE達成者の1億円ポートフォリオ)

2022年4月に50歳でFIREを達成しました。

先月には退職金が入金されたため、退職金を含めてあらためてアセット・アロケーションを見直しました。

そして、長期投資資金を1億円に上方修正した上で、実際にポートフォリオを組んで投資を実行しました。

 

 

 

1億円のアセット・アロケーション(資産配分)

  • 株式:債券=60%:40%
  • 先進国通貨・新興国通貨:国内通貨=50%:50%

を原則とします。

株式の比率を50%から60%に引き上げて高いリターンを狙います。

一方で、為替が円高に振れた時のリスクを軽減するため、国内通貨の比率を50%まで引き上げます。

金額ベースでは、以下のとおりです。

  • 先進国通貨・新興国通貨:国内通貨=5,000万円:5,000万円
  • 株式:債券=6,000万円:4,000万円

 

1億円のポートフォリオ

アセット・アロケーションを参考に、次のとおりインデックスファンドを中心としたポートフォリオを組みました。

なお、今回追加で購入したのは以下の2つの投資信託のみです。

  • eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 10,000,000円
  • eMAXIS Slim 国内リートインデックス 5,000,000円
  投資信託 金額(円) 資産構成割合
全世界株式 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 35,000,000 35.0%
国債 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 17,500,000 17.5%

国内株式

個別銘柄(高配当株) 15,000,000 15.0%
国内株式 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均 10,000,000 10.0%
国内債券 明治安田日本債券ファンド 17,500,000 17.5%
国内REIT eMAXIS Slim 国内リートインデックス 5,000,000 5.0%
合計   100,000,000 100.0%

 

金額ベースでは、以下のとおりとなりました。

  • 先進国通貨・新興国通貨:国内通貨=5,250万円:4,750万円
  • 株式:債券:REIT=6,000万円:3,500万円:500万円

金利上昇局面にあって目先の債券のパフォーマンスが良くないため、国内債券の一部を国内REITに変更しました。

 

長期投資資金1億円の運用ルール

  1. 年3.5%程度の運用利回りを期待する(年当たり350万円程度の運用益)。
  2. 高配当株の配当金を除き、概ね10年間は資金の取り崩しはせず、複利運用する。
    →10年後、60歳時点で4,000万円程度の含み益を想定
  3. 年1回程度、リバランスを実行する。

 

 

 

まとめ

今回のポートフォリオの見直しでは、リスク(年率)を11%から12%程度と見込んでいます。リスクを許容してやや積極型に舵を切りました。

50歳という年齢からすると株式の比率が高すぎる、リスクを取りすぎているという印象もありますが、実際にFIREを達成して次のように心境に変化がありました。

  • 年金繰り下げ受給により70歳頃から年金受給開始すれば、公的年金(年240万円程度)だけで全ての生活費をカバーして、そこそこの暮らしはできそう。
  • そういう前提なら70歳頃までに金融資産を使い切ってしまっても大丈夫なのでは。
  • というか、70歳過ぎると男性は健康寿命が目前に迫ってくる。健康で体が自由に動くうちにいろいろ人生を楽しんだ方が良い。むしろ70歳頃までに金融資産を使い切るくらいの勢いで生きた方がQOL(生活の質)が向上しそう。
  • もっと50代、60代で使えるお金は使って、人生をどんどん豊かにしていこう。それこそがFIREの醍醐味だよね。
  • 「時間」と「健康」と「お金」すべてが揃うことの幸せを噛みしめながら、70歳頃までの約20年間を日々生きていこう。
  • 金融資産2億円、3億円・・・と増えたらいいな。それくらいになったら生活水準も多少変わるよね。

 

【後日談】

2022年4月に早期リタイアしてから、1年5か月が経過した2023年9月に「リタイア後の1億円の運用方法」を振り返る記事を作成しました。

運用結果も公開しておりますので、興味のある方はこちらもご覧ください。

 ↓↓↓ FIRE父さん、1億円の運用戦略を振り返る。運用結果も公開します ↓↓↓

fire5.hatenablog.com