FIRE父さんは我が道を行く

FIRE生活も3年目。我が道を行けば、見える景色が変わります。働かなくても資産が増え続ける不思議を実感中

金融資産1億円の投資手法と運用成績を公開!(22年10月末の運用成績)

こんにちは、FIRE父さんです。

今年4月にFIREを達成してから、退職金を含めて1億円を運用しています。

 

投資手法は、

  1. 投資信託(インデックスファンド)を利用したインデックス投資
  2. 国内外の株式と債券に分散したポートフォリオ
  3. 短期的な売買をしない長期投資

という王道スタイルです。

 

ただし、それだけではつまらないので国内株式の一部を高配当の個別銘柄に投資しています。

企業の株式に投資すると、自然とその企業に愛着が湧いて関心を持つようになるので、日々の暮らしも楽しくなりますよね。

 

具体的な投資手法は、記事の最後に参考として付けておきました。

 

 

 

「1億円ポートフォリオ」の運用成績

それではさっそく運用成績を見ていきましょう。

10月の運用成績は 462万円のプラス(前月比+4.55%)でした。

 

9月のマイナス分を消しただけではなく、今年の最高値に届きました。

総資産額は 1億619万円 に増えて、通算損益は619万円のプラスです。

 

2022年10月末の運用成績

 

 

「1億円ポートフォリオ」の投資先ごとの運用成績

投資先ごとの内訳を見ていきましょう。

 

  投資信託 評価額 通算損益
全世界株式 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 3,900万円 400万円
国内株式 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均 1,031万円 31万円
国内株式 個別銘柄(高配当株) 1,720万円 220万円
国債 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 1,833万円 83万円
国内債券 明治安田日本債券ファンド 1,629万円 ▲121万円
国内REIT eMAXIS Slim 国内リートインデックス 504万円 4万円
合計   1億619万円 619万円

 

国内株式は今年ずっと好調でしたが、ここへ来て世界株式がグッと伸びて来ました。

債券がそろそろ底を売って、ここから大きく戻していくことを期待したいところです。

 

 

国内株式(高配当株)の配当収入

6月と12月に配当収入が集中するため、10月も配当収入はありませんでした。

 

  2022年10月 2022年合計
配当収入 0円 322,060円

 

 

 

【参考】FIRE達成者の「1億円ポートフォリオ

1億円ポートフォリオ


アセット・アロケーション(資産配分)の基本的な考え方は、

  • 株式:債券=60%:40%
  • 国内通貨比率50%程度

です。

 

次のポートフォリオで1億円の投資を行いました。

なお、リスク(年率)は11%から12%程度と見込んでいます。

  投資信託 投資額(円) 資産構成割合
全世界株式 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 35,000,000 35.0%
国内株式 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均 10,000,000 10.0%

国内株式

個別銘柄(高配当株) 15,000,000 15.0%
国債 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 17,500,000 17.5%
国内債券 明治安田日本債券ファンド 17,500,000 17.5%
国内REIT eMAXIS Slim 国内リートインデックス 5,000,000 5.0%
合計   100,000,000 100.0%
  1. 全体で年3.5%程度の運用利回りを期待する(年当たり350万円程度の運用益)。
  2. 国内株式(高配当株)は、年4%程度の配当利回り(年当たり60万円程度の配当)を期待する。
  3. 高配当株の配当金を除き、概ね10年間は資金の取り崩しはせず、複利運用する。
    →10年後、60歳時点で4,000万円程度の含み益を想定
  4. 年1回程度、リバランスを実行する。

 

 

【2023年9月時点の運用成績】

この記事から約1年後、運用益が2,000万円を突破しました。

興味のある方はこちらの記事もどうぞ。

↓↓↓ FIRE父さん、1億円の運用戦略を振り返る。運用結果も公開します ↓↓↓

fire5.hatenablog.com

 

 

 

50歳以降のFIRE なら投資しなくても「4%ルール」が成立する理由

50歳以降なら4%ルールは成立


こんにちは、FIRE 父さんです。

 

日本では4%以上の運用利回りなんて無理!

だから「4%ルール」を信じて、FIRE (ファイア)に踏み切るのはやめておきなさい

 

・・・こんな指摘をする人がいます。

「日本でも4%ルールは成立する」と断言できないのは事実です。もともと「4%ルール」はアメリカの市場における過去の経験則に過ぎないですからね。

ですが、「だからFIRE はやめておけ」ということにはならないと思います。

 

FIRE 父さんは、あえて言わせてもらいます。

 

50歳以上なら「4%ルール」は確実に成立します。

しかも、投資なしでです。

 

本記事では、その理由を説明しますね。

 

 

 

そもそも「4%ルール」とは

FIRE 達成時点の金融資産から、毎年4%ずつ資金を引き出しても、死ぬまで資産は枯渇しない

 

というルールですね。

 

例えば、7500万円の金融資産があったとすると年300万円ずつ資金を引き出しても死ぬまで資産寿命が尽きないということです。

 

「死ぬまで」というところが重要で、あらかじめ何年間かはわからないのが特徴です。

日本人は世界的に見ると長寿ですから、より長期間にわたって資産を保たせなければなりません。

 

 

投資しなければ確実に25年間生活できる

FIRE は早期リタイア後も運用を続けることが前提となるため忘れがちですが、投資をせずに毎年4%ずつ資金を引き出したら何年間資産は保つと思いますか?

 

簡単な計算ですよね。

100%÷4%=25年間 です。

 

つまり

投資をしなければ元金だけで25年間も生活できる

のです。

50歳で退職すれば75歳まで生活できますよね。

 

75歳以降は「84%割増年金」で生活する

「75歳で資産は枯渇してしまうじゃないか!?」

というご意見があると思いますが、ご安心ください。日本には諸外国よりも手厚い国民年金制度があります。

 

しかも、75歳まで年金を受給せずに過ごすわけですから、10年間受給を繰り下げることによってその割増率はなんと84%にまで上昇しています。

 

もともと50歳以降で退職するわけですから、65歳から受給したとしてもそこそこの年金額になっていることでしょう。それが84%も割増され、1.84倍になるのですからありがたいですね。

もちろん、国民年金ですから75歳から生涯にわたって「84%割増年金」が受給できます。

 

まとめ

投資をしない場合のマネープランを描いてみる。

FIRE は投資が前提となってくるので、意外と盲点だったのではないでしょうか?

 

75歳まで公的年金の受給を繰り下げて「84%割増年金」を受給する

 

日本人にはこんな強力な選択肢があります。

75歳からの「84%割増年金」を前提にすれば、

75歳までの生活費を貯めることができれば計算上はFIRE が可能

な場合が多いことでしょう。

50歳以上の方に限れば「4%ルールにより生活費の25倍もの資産を用意する」必要はありません。

 

50歳なら75歳まで25年分の生活費

55歳なら75歳まで20年分の生活費

60歳なら75歳まで15年分の生活費

65歳なら75歳まで10年分の生活費

 

 

年を重ねるごとに用意すべき資産の額は下がっていきます。

「4%ルール」にならって率で言い換えてみると

 

50歳なら資産の4%を生活費として使える(=4%ルール)

55歳なら資産の5%を生活費として使える(=5%ルール)

60歳なら資産の6.6%を生活費として使える(=6.6%ルール)

65歳なら資産の10%を生活費として使える(=10%ルール)

 

となります。

 

50歳以上のFIRE は75歳までの生活費を貯めればオーケー、と考えれば、FIREの高いハードル(25年分の生活費)も少しは低く感じるのではないでしょうか?

 

 

 

4月にFIRE達成その後どう? 後悔していない?【FIRE生活まとめ・6か月経過】

子どもたちの笑顔

こんにちは、FIRE父さんです。

今年4月にFIREを達成し、半年が経ちます。振り返ればあっという間の6か月でした。

 

FIRE(ファイア)という言葉を知り、FIREを決断したのはちょうど去年の今頃でした。

「その頃の自分を褒めてあげたい」

いまではそう思っています。後悔はしていません。

 

早期退職に踏み切ってまでやりたかったこと

それはFIRE父さんの場合

「子どもたちと一緒に過ごす今後10年を存分に楽しむ」

ことです。

 

子どもたちと一緒に過ごすのは「今しかできないこと」です。そして自分にとっては「人生最大の楽しみ」でもあります。

子どもはすぐに大きくなりますから、先延ばしにできない、したくないと思いました。

 

 

FIREを達成してからは、
FIRE父さんのこころと時間に余裕ができたことが子どもたちにも伝わったのでしょう。

  • 子どもたちの笑顔は増えました
  • FIRE父さんを見つめる子どもたちの目は信頼感に満ちています

そんな子どもたちの様子を発見するたびに「FIREに踏み切ってよかった」という想いが自然と湧き上がってくるのです。

 

今ではFIREというライフスタイル、そういう選択肢に出会えたことに感謝しています。

知らなければ今のような暮らしはできなかったでしょうから・・・

 

 

 

<FIREしてよかったこと>

  • 子どもたちの笑顔が増えた(←これだけで元が取れる!)
  • 家事・育児をするので家庭内の立場が強くなった
  • 眉間のシワが取れて、表情が豊かになった
  • 楽しんで運動する習慣が身についた(平日昼間に30分の有酸素運動
  • 料理をして自分の食べたいもの、健康に良いものを食べることができる
  • 生活費が思っていたよりもかからない
  • 荒天のときに外出しなくていい
  • 平日昼間の空いている時間帯にサービスを利用できる(床屋など)
  • 時間があるから定額で使い放題のサービスとの相性が最高
  • なんでも好きなことにチャレンジできる

 

<FIREして悪かったこと>

  • 株価の値動きが必要以上に気になる
  • お金を過度に節約してしまいそう
  • 家族以外と接する機会が少なくなっている

 

<FIRE前にやっておけばよかったこと>

資産の引き出し(取り崩し)に慣れるため練習をはじめる

FIREを達成すると、給料収入から積み立てて資産を増やすステージから、資産を運用しながら引き出すステージにガラリと変わります。

・・・が、なかなか気持ちはすっきりと切り替わりません。

 

そして、資産の引き出しも、投資を始めたときと同じように「慣れ」が必要です。むしろ買うより売る方が難しいかもしれません。

少額でいいので、投資信託の定期売却サービスをもっと早めに使いはじめて慣れておけばよかったと感じています。

 

また、資産の引き出しにはリスク資産の整理も必須です。

FIRE父さんは早期退職の半年前からリスク資産の整理を行いましたが、退職前に数年かけてじっくりとリスク資産の整理を行えばよかったと今ではそう思います。

 

債券投資に慣れるため練習をはじめる

リスク資産のリスクを抑えたい場合、債券投資は欠かせません。

FIRE父さんは債券投資の経験がなかったため、FIRE直前に債券投資を始めて失敗(?)しました。

 

今にして思えば、アメリカの急激な金利上昇がわかっているのに債券を一括投資するのは得策ではありません。

当面は現金で持っておき、債券の下落がある程度落ちつくまで(例えば今頃まで)待ってから一括投資するか、少なくとも積み立て投資で購入時期の分散を図るべきでした。

また、当時は外貨比率を気にしていたので外国債券を買い急ぎましたが、外国債券購入分はドルに変えてからドルをそのまま保有しておけばよかったのです。

 

このような失敗(?)は債券への投資に慣れていれば防げたかもしれません。

退職後はリスク資産のリスクを抑えたくなるものなので、退職前から債券投資に慣れておけばよかった、と反省しています。

 

FIREというライフスタイルをもっと早く知りたかった

FIRE父さんはFIREを知ってすぐにFIREに踏み切りました。

生涯収支計画を作ってみたところ、かなり余裕があったのです。

これならもっと早く早期リタイアできたのに・・・とも思いましたね。

 

数年早くFIREできていたら、子どもがもっと小さいとき、子どもにもっと手がかかる時期からFIRE生活を送れたので年数以上にその意味は大きいです。

まあ「たられば」ですけどね。

 

 

 

FIRE達成者が1億円を運用したらこうなった(>_<)(22年9月末の運用成績)

こんにちは、FIRE父さんです。

今年4月にFIREを達成してから、退職金を含めて1億円を運用しています。

 

FIRE直後の暴落は資産を大きく減らすので「FIRE失敗」につながる

とよく言われますよね。

 

今年に入ってから「弱気相場入り」「景気後退局面」といった言葉を聞くことが増えたため10%から20%程度の下落は覚悟してFIRE生活に突入しました。

つまり、1,000万円から2,000万円程度の下落で、最悪8,000万円くらいまで資産を減らしても動じない心の準備をしたつもりでした。

 

が、いよいよ9月に入ってかなり厳しい相場環境になってきましたね。

 

「10年程度は売却しない」という投資スタンスを変えるつもりはありません

が、つい値動きを追ってしまう日々が続きます。

 

さて、

9月の運用成績は 378万円のマイナス(前月比▲3.59%)でした。

 

総資産額は 1億157万円 に減りましたが、通算損益は157万円のプラスです。

9月末の時点では、なんとか1億円台で踏みとどまってくれました。

 

総資産額の推移(2022年9月末)

 

 

 

 

「1億円ポートフォリオ」の投資先ごとの運用成績

投資先ごとの内訳です。

 

  投資信託 評価額 通算損益
全世界株式 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 3,606万円 106万円
国内株式 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均 970万円 ▲30万円
国内株式 個別銘柄(高配当株) 1,669万円 169万円
国債 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 1,780万円 30万円
国内債券 明治安田日本債券ファンド 1,635万円 ▲115万円
国内REIT eMAXIS Slim 国内リートインデックス 496万円 ▲4万円
合計   1億157万円 157万円

 

 

国内株式(高配当株)の配当収入

6月と12月に配当収入が集中するため、9月も配当収入はありませんでした。

 

  2022年9月 2022年合計
配当収入 0円 322,060円

 

 

 

【参考】FIRE達成者の「1億円ポートフォリオ

1億円ポートフォリオ


アセット・アロケーション(資産配分)の基本的な考え方は、

  • 株式:債券=60%:40%
  • 国内通貨比率50%程度

です。

 

次のポートフォリオで1億円の投資を行いました。

なお、リスク(年率)は11%から12%程度と見込んでいます。

  投資信託 投資額(円) 資産構成割合
全世界株式 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 35,000,000 35.0%
国内株式 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均 10,000,000 10.0%

国内株式

個別銘柄(高配当株) 15,000,000 15.0%
国債 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 17,500,000 17.5%
国内債券 明治安田日本債券ファンド 17,500,000 17.5%
国内REIT eMAXIS Slim 国内リートインデックス 5,000,000 5.0%
合計   100,000,000 100.0%
  1. 全体で年3.5%程度の運用利回りを期待する(年当たり350万円程度の運用益)。
  2. 国内株式(高配当株)は、年4%程度の配当利回り(年当たり60万円程度の配当)を期待する。
  3. 高配当株の配当金を除き、概ね10年間は資金の取り崩しはせず、複利運用する。
    →10年後、60歳時点で4,000万円程度の含み益を想定
  4. 年1回程度、リバランスを実行する。

NISA恒久化・無期限化・投資枠拡大がすべて実現したらどうなる!?

こうあって欲しい!NISAの抜本拡充


こんにちは、FIRE父さんです。

資産所得倍増プランの柱となりそうな「NISA制度」は今後どうなっていくのでしょうか?

8月下旬、ついに金融庁の令和5年度税制改正要望の内容が明らかになりました。

 

このまますべての要望が実現するとは思えませんが「もしすべて実現したら、どれくらい資産形成に役立つのか?」を試算してみました。

 

FIRE父さんとしては、

  • 将来へ備えるお金は、NISAがあれば何もいらない!
  • それ以外のお金は若いうちから使って存分に人生を楽しもう!

という普通のひとを応援してくれるようなNISA制度となることを期待しています。

 

 

 

 

令和5年度税制改正要望(金融庁)の内容は

令和5年度税制改正要望(金融庁)をまとめると、

  1. 「恒久化」ですから「2042年までに投資しなければならない」という投資できる期間の制限がなくなって、いつまでも投資を実行することができます。
  2. 「無期限化」ですから「投資してから20年間は非課税」のような非課税保有期間の制限がなくなって、いつまでも非課税で保有することができます。
  3. つみたてNISAの「年間投資枠(40万円)」と「非課税限度額(800万円=40万円×20年)」が拡大されます。ただし、非課税限度額は無制限ではなく、簿価残高に限度額が設定されます。

という内容です。

実現すれば、FIRE父さんのような長期保有前提のインデックス投資家にとっても「簡素でわかりやすく、使い勝手の良い制度」になりそうですね。大歓迎です。

 

 

NISA恒久化・無期限化・投資枠拡大が実現したらどのくらい資産形成に役立つか?

月5万円積立を20年間(運用利回り5%)

年間投資枠と非課税限度額の金額は示されていないため、仮に

  年間投資枠:60万円

  非課税限度額(簿価):1,200万円(60万円×20年)

として計算していきます。

なお、年間投資枠を60万円としたのは「月5万円積み立て」でキリが良いからです。本家イギリス並みに300万円となる可能性もなくはありませんので、まったく根拠のない数字です。

 

非課税限度額(簿価)を1,200万円(60万円×20年)と仮定しましたので、

  1. 22歳から毎月5万円(年60万円)の積み立て投資を開始
  2. 42歳で非課税限度額(簿価)に達したため、積み立てを停止
  3. 42歳以降は20年間積み立てた資産の運用のみを行う

という設定です。運用利回りは「5%」とします。

 

42歳時点での資産額は 2,055万円 です。

内訳は、元金が1,200万円、運用収益が855万円ですね。

もちろん、運用収益855万円は非課税です。

軽減される税負担はなんと 171万円 にもなります!

 

これ以降は元金は増えませんので、この後で資産が増える金額はすべて運用収益です。

 

50歳時点での資産額は 3,063万円 です。

 

55歳時点での資産額は 3,931万円 です。

 

60歳時点での資産額は 5,045万円 です。

 

65歳時点での資産額は 6,475万円 です。

 

42歳から65歳までの23年間で 4,420万円 も資産が増えました。

この増えた分の4,420万円はすべて運用収益です。そして、すべて非課税です!

軽減される税負担はなんと 884万円!

22歳から42歳までの171万円を足すと、1,055万円 もの税負担を軽減できてしまいますね。

 

まとめ

  • 投資枠を月5万円程度に増やした程度では、現行のつみたてNISA(月33,333円)と比べてそんなに変わらないので富裕層優遇とは感じないですね。
  • ただし、月5万円程度の積立投資であっても長期間にわたって非課税で運用することができるなら「富裕層」に大きく近づくことができます。
  • 若いうちからこの規模で資産形成に取り組めるのであれば、夢が広がりますね。将来に備えるお金は「NISA(ニーサ)」があれば何もいらないからそれ以外のお金は使って存分に人生を楽しもう、というライフスタイルが選べるかも知れません。

 

 

FIRE達成者が1億円を運用したらこうなった!(22年8月末の運用成績)

こんにちは、FIRE父さんです。

今年4月にFIREを達成してから、退職金を含めて1億円を運用しています。

 

FIRE直後の暴落は資産を大きく減らすので「FIRE失敗」につながるとよく言われますよね。

今年に入ってから「弱気相場入り」「景気後退局面」といった言葉を聞くことが増えたため10%から20%程度の下落は覚悟してFIRE生活に突入しました。

しかし、今のところ大きく資産を減らすことなくまずまずの立ち上がりとなっています。

 

8月の運用成績は 13万円のプラス(前月比+0.13%)でした。

 

総資産額は 1億535万円 に増え、通算損益は535万円のプラスです。

 

総資産額の推移(2022年8月末)

 

 

 

 

「1億円ポートフォリオ」の投資先ごとの運用成績

投資先ごとの内訳です。

 

  投資信託 評価額 通算損益
全世界株式 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 38,073,533 3,073,533
国内株式 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均 10,422,660 422,660
国内株式 個別銘柄(高配当株) 17,059,750 2,059,750
国債 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 17,962,964 462,964
国内債券 明治安田日本債券ファンド 16,655,460 ▲844,651
国内REIT eMAXIS Slim 国内リートインデックス 5,173,797 173,797
合計   105,348,164 5,348,164

 

 

国内株式(高配当株)の配当収入

6月と12月に配当収入が集中するため、8月の配当収入はありませんでした。

 

  2022年8月 2022年合計
配当収入 0円 322,060円

 

 

 

【参考】FIRE達成者の「1億円ポートフォリオ

1億円ポートフォリオ


アセット・アロケーション(資産配分)の基本的な考え方は、

  • 株式:債券=60%:40%
  • 国内通貨比率50%程度

です。

 

次のポートフォリオで1億円の投資を行いました。

なお、リスク(年率)は11%から12%程度と見込んでいます。

  投資信託 投資額(円) 資産構成割合
全世界株式 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 35,000,000 35.0%
国内株式 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均 10,000,000 10.0%

国内株式

個別銘柄(高配当株) 15,000,000 15.0%
国債 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 17,500,000 17.5%
国内債券 明治安田日本債券ファンド 17,500,000 17.5%
国内REIT eMAXIS Slim 国内リートインデックス 5,000,000 5.0%
合計   100,000,000 100.0%
  1. 全体で年3.5%程度の運用利回りを期待する(年当たり350万円程度の運用益)。
  2. 国内株式(高配当株)は、年4%程度の配当利回り(年当たり60万円程度の配当)を期待する。
  3. 高配当株の配当金を除き、概ね10年間は資金の取り崩しはせず、複利運用する。
    →10年後、60歳時点で4,000万円程度の含み益を想定
  4. 年1回程度、リバランスを実行する。

「4%ルール」を実践するシンプルな方法。毎月自動受取サービスを利用してほったらかし投資を継続する

リタイア

 

こんにちは、FIRE父さんです。

FIRE界隈で有名な「4%ルール」をオートモードで運用する方法を知っていますか?

その方法を使える証券会社は楽天証券SBI証券など限られているのですが、実はとても簡単な方法で「4%ルール」を実践することができるのです。

 

FIRE達成後は運用を継続しながら、資産を取り崩して生活することが前提となります。

今回は、資産運用を継続しながら毎年4%の資金を引き出す「4%ルール」を日本において実践する方法をご紹介します。

 

実は「4%ルール」はFIRE達成者だけが使える魔法はなく、すべての人が使える方法です。

「投資」というと資産形成のイメージが強いですが、投資をしながら資産を引き出しても全然構わないのです。

「4%ルール」の考え方は、

  • 毎月資金を引き出して使える
  • にもかかわらず、お金が減るどころか増えるかもしれない
  • 30年〜40年以上にわたって資産が枯渇しない可能性も十分ある

という大きなメリットがありますから、FIRE達成者だけにやらせておくのはもったいないですよね。

もちろん投資ですから一定のリスクがあることには注意が必要ですが、「4%ルール」は余裕資金がある方なら誰にでも実践できる方法なのです。

 

 

 

「4%ルール」とは

まずは、「4%ルール」について確認します。

「4%ルール」とはアメリカのトリニティ・スタディという研究成果によるもので、

  1. 退職以降も株式50%以上のポートフォリオで投資を継続した場合、
  2. 退職時点の投資資産額の4%を毎年取り崩したとしても
  3. 30年間は資産が枯渇しない可能性が極めて高い

・・・という結論です。

たとえば、

  1. 退職時点の投資資産額が1億円としたら
  2. 毎年400万円を取り崩しても
  3. 30年間は資産寿命が尽きない

ということです。

投資しなければ25年で資産寿命が尽きますから、30年以上に資産寿命が延びるのは嬉しいことですね。

これだけの結論だとすると資産寿命が5年延びただけですから、驚くほどの成果と感じない方もいらっしゃることでしょう。

驚くべきは「30年後の資産残高」なのです。

30年後の資産残高は減るどころか、ほとんどのケースで当初資産額を上回るそうです。

 

ただし、トリニティ・スタディアメリカで株式と債券に投資した場合の研究成果なので、日本国内で日本人が投資を行う場合に「4%」という数字をそのまま適用できるわけではありません。

 

 

「4%ルール」を実践するシンプルな方法

それでは、さっそく「4%ルール」の実践法をご紹介します。

数年前から、楽天証券SBI証券などいくつかの証券会社で投資信託の定期売却サービスが始まっています。

 

投資信託の定期売却サービスとは、保有する投資信託を定められたルールに従って自動的に売却するサービスのことです。

この投信定期売却サービスを利用することで、何もしなくても毎月定額の投資信託を売却して現金を受け取ることができるようになります。

 

 

投資信託定期売却サービスを利用した「4%ルール」の実践例

実例がわかりやすいかと思いますので、FIRE父さんの例をご紹介します。

 

【ステップ1】
楽天証券で「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を30万円で購入する。
なお、FIRE父さんは全世界株式を対象としたインデックス投資を投資の王道と考えています。

 ↓  ↓  ↓

【ステップ2】

楽天証券投資信託定期売却サービスを利用して
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を毎月1,000円定額売却するよう設定する

 ↓  ↓  ↓

【ステップ3】

(資産が枯渇するまで)ほったらかしで毎月自動的に1,000円が入金される。

 

・・・これだけです。

月1,000円×12月=12,000円

ですから、ちょうど投資資産額の4%になっています。

 

FIRE父さんとしては試行のつもりで最低額で実行してみました。

うまくいけば、もっと金額を増やしていきます。

もちろん投資資産額が増えれば、

 投資資産額30万円 → 月1,000円(年12,000円)

 投資資産額300万円 → 月10,000円(年120,000円)

 投資資産額3000万円 → 月100,000円(年1,200,000円)

 投資資産額3億円 → 月1,000,000円(年12,000,000円)

のように、毎月受け取れる金額も増えていきます。

 

果たして、資産は何十年くらい保つでしょうか?

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の期待リターンは4%を上回っているので、資産が減るどころか逆に増えていくという展開もありそうです。

 

↓↓↓ 【絶好調】1年経過後の運用成果をこちらの記事でご紹介しています ↓↓↓

fire5.hatenablog.com

 

「ひきだし投資」の練習をしよう!

4%は必ずしも正解ではありません。

投資信託の定期売却サービスを利用するとして、毎年何パーセントの資金を引き出したらいいのでしょうか?

3.5%なら安全、3%ならもっと安全でしょうけど、投資だからどこまで率を下げても確実に安全ということはありません。

 

期待リターンの小さい投資信託ではそれほど多く引き出すことはできないことははっきりしていますので、選ぶ投資信託によっても変わってきます。

それに「4%ルール」にしても結局は過去の経験則に過ぎないので「何%まで引き出せる?」という問いに正確な答えはないのです。

 

であれば、

自分で経験を積むのが一番ではないでしょうか?

 

経験を積むための方法は、

  1. 引き出し投資に使う投資信託を選んで購入する(最低限の金額でOK)
  2. 定期売却サービスを使って毎月定額売却する(例えば「4%」)
  3. 資産残高の推移を年単位でチェックする
  4. 5年程度経過したら毎月の売却額を調整する

これを速やかに実行することです。
さまざまな相場環境でテストするためには10年単位の経験を積むことが理想的ですから、投資を始めたばかりの方でも試してみる価値はあると思います。

 

投資資産の取り崩しには、定額より定率で引き出した方が良いという意見もあります。

少額ずついろいろな方法を試してみてもいいんじゃないでしょうか?

行動に移して経験を積むことによって、いつか自分に合った方法を見つけることができるはずです。